◎〝オリ・パラ景気〟を壊滅させないためにも…いま日本がしなければならないコト
-No.2341-
★2020年02月18日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 3267日
★ オリンピックTOKYOまで → 157日
★旧暦1月25日
(月齢24.2、月出02:21、月没12:23)
★〝桜〟開花まで積算600度追跡=17日まで220℃
◆新型コロナ(肺炎)ウィルス…国内感染へ
ここまで来てしまったら、もう、スッパリ覚悟をきめて。
「日本感染/緊急対応」
を内外に宣言するほかないでしょう。
中国のことは言えません。日本だって、もっと早期に敏感な対応がとれていたら、状況はこうも悪化せずに済んだでしょう。そうですよネ。それが〈水際阻止〉には、ドジって失敗。
(どうやら中国での感染拡大は〝終わりに近づいた〟ようだ…とのこと、すると、これからは日本が感染阻止の最前線、国際的にも責任は重い!)
このウィルスの感染力はかなり強いし、重症率・死亡率は低いからといって、そんなことナンの慰めにもなりません。
ざんねんながら日本政府、現政権はことに、民生・福祉政策には鈍感で、暗愚〔くら〕く、非情です。そして、政治家ばかりでなく、いわゆる専門家と呼ばれる方々のヨミ(想定)も、いつだって、きまってアマい。それだけじゃありません。
国民だって、「ほかよりよさそう」なんてよくワカラナイ判断で、現政権の延命を許してきたのですから、おなじくヨミも評価もアマい、だからやむをえない、ところもあります。
現政権は、あくまでも〈上流国民を主〉とした経済政策さえ、まぁまぁ、なんとかなっていれば「いいだろう」くらいの立場です。
(それだって、消費税増税後の痛みがひどくて、体力はガクンと落ちてしまいましたが…)
野党も、ざんねんながら国民目線など「まったくない」といっていい。
このだいじなときに、喫緊の課題そっちのけで、バカのひとつ覚えみたいに「桜がどした!?」じゃないでしょうに。
〈集中審議〉を求めるなら、「新型コロナウィルスの感染から国民をどう守るのか」じゃないか!
アメリカのトランプ政権も非情、だけれど。
それでも、ほかにも「有為な人材はある」と見えて、この新型コロナウィルス問題に関しては超大国らしく、先手・先手とうってきたのは流石〔さすが〕と思わざるをえません。
それにくらべると、インド…ダイヤモンド・プリンセスのサービス・スタッフたちへの対応…はお粗末、お気の毒。
いっぽう日本は、初動から後手・後手にまわりつづけた結果、リスクは〈倍…倍…〉ゲームで増えちまいました。
理由〔わけ〕いろいろあるでしょう、けれど、今夏にせまったオリンピック開催の大事が、国際的にも国内的にも、決断を鈍らせたことはまちがいありません。
(やることが姑息だと、傷はかえって大きくなってしまう!)
ここは、一番。
「国家非常事態宣言」まではいかない…にしても、それくらいの「覚悟をもって国をあげて対処する」決然たる意志の、内外への表明を、いまこそすべきときでしょう。
「ウィルス感染の蔓延阻止」を最優先に、1~2ヶ月。
生産・活動・交流を半減(できることは停止および中止、あるいは中断)。
国レベルでの利益は半減を覚悟、国民も不自由・不便を覚悟と我慢。
そうして、感染のピークを低く抑える実効が見えれば、すべての「信用」を回復できます。
結果的には、1~2ヶ月の減速は〈オリンピック景気で挽回〉できるに違いありません。
反対に、八方シンパイのあまりグズグズして、後手にまわりつづけて失態を重ねれば、すべてを失うことになるでしょう。
「どっちをとるべきか…」は、自明なことです。
以下に、いまボクが思いつく対策を、あげてみますから。
大方のフォローをいただきたいものです。
……………
まず
【行政】では
☆国会・都道府県議会を筆頭に、末端の役所まで、率先して徹底的に〈集団になって混雑する〉事態を避け、出入りの際の「20秒間のこれでもか手洗い」を実施、これを広く一般に報道。
☆不要・不急の仕事を休止。
つぎに
【ビジネス】では
☆いまある「AI」「IT」を徹底活用。
☆感染防止のためのワーク・シェアリングと減員&減産、時差出勤で交通の混雑を避ける。
☆オリンピック対応が期待されていた「テレワーク」を、オフィス・ワーク系には前倒し実施。
☆オフィスへの入口には消毒液を用意、全員に、入退室時のていねいな石鹸手洗いを励行。
☆流通・プロダクツ系の現場は、時間交代制などによって労働者間の密度を低く。
☆生産量や作業量の、1/3分から1/2分への縮小を覚悟。
☆集合してのテーブル会議を中止、テレビ会議に切り替え。
※これらは、すでに大手で実施されはじめています。こういうときにタイヘンなのは、いつも中小…ですが、できるかぎりに、客の集中を避ける工夫を。
【学校】では
☆子どもにも「感染しない」わけではないのですから、遠足や校外学習、課外活動は中止。
☆このチャンスに「20秒手洗い」ほか、感染症対策のノーハウを徹底的に指導。
☆場合によっては「臨時休校」(学級閉鎖では手ぬるい)も。
【家庭】では
☆団体・グループでの行動や旅行は中止。
☆個人でも、交通機関が混雑する時間帯の外出は自粛。
☆買い物など、ふだの生活習慣を見直し、他人のやりそうなコトを避ける〈隙間ねらい〉で。
☆帰宅時の「消毒・手洗い」、そして家内(とくに水まわり)と出入口の消毒・清潔。
以上
※ふだんは、息苦しいマスク(ほんとに有効なのは息するのも楽じゃないくらいのモノです)は嫌いなボクですが、いまこのときは〈非常時マスク〉を顔の隙間なく着用、〈なにげなく何処かしらに手をかけてしまう癖〉と、〈その同じ手でわが顔に触れてしまう癖〉をヤメる、努力をしていくことにします。