◎「新コロ〝濃霧〟」の道を照らすフォグランプ/ 点灯中!…しばらくは〈模索の旅〉がつづきます ⑧天皇陛下のお言葉とACジャパンのコマーシャル
#新コロに負けない
-No.2419
★2020年05月06日(水曜日、振替休日)
★11.3.11フクシマから → 3345日
★延期…オリンピック東京まで → 444日
★旧暦4月14日、宵待月・小望月
(月齢13.0、月出17:07、月没04:00)
◆5月末まで…で、なんとかなるんだろうか!?
5月4日、政府が示した「緊急事態宣言」の延長。
だれもが、「しかたがない」気もちに、「それですむのか」の想い、深い危惧の念を滲〔にじ〕ませました。
とうぜんです。
言い訳と、あいかわらずの口先ばかりで、トンネルの〈出口戦略〉さえ明確に示せなかったんですから。ナニをドコまで信じられるのか?
政府は、状況が好転すれば、その(5月末)前にも「緩和」の可能性をちらつかせましたが…もう、だれもが(まぁ無理だろうな)と思ってる。だけど
こんどこそ我慢も限界、「待ったなし」なんです。
感染しても軽症と診断され、自宅待機させられていた患者が、病状急変、一気に悪化して路上死する…という悲劇がありましたし。
ついに、営業自粛つづきに気もちが挫けた商店主の、自殺もありました。
これから〈経済死〉する人が、どれほどでてくることか……
ぼくたち国民は、ほかにない、ガマンしましょう。
かわりに政治は、〈安心〉をとどけてくれるのが義務です。
〈自粛〉する命に生きる〈保障〉をしてくれ!
この精神的に切羽つまった状況の打開には…
◆天皇から「〝国民〟非常事態〝確認〟」の声明
「おことば」をいただくほかない、でしょう。
平成の昭仁天皇(現在の上皇)が、4年前2016年の7月、「象徴としてのお務め」のビデオメッセージを語られました。
この「生前退位のご意向」の表明の、「ご意向」を「お気持ち」にすり替えた政治のいやらしさ、権力の横暴は怪しからんものでした、けれども。
「おことば」は、国民に、つよいメッセージとして受けとられ、ふかい共感と賛同を呼びました。
あのときの「ご意向」「おことば」を、いま、このときにこそ、今上(徳仁)天皇にお願いしたい、と思う者です。
つまり、これは〝国家〟からの〈宣言〉ではありません。
〝国民主権〟の国の、「国民統合の象徴」である天皇から、「国民と共に試練を乗り越えていきたい」決意の心もちとして、〈表明〉していただくものです。
今上天皇と雅子皇后には、そのお気もち、おありと思います。
ぜひ、側近の方から、こうした声があることを、お伝え願いたいものです。
もうひとつ。
◆テレビ・コマーシャルを「ACジャパン」のキャンペーンのみに絞ろう
この「新コロ」感染・蔓延の危機的な事態、その影響の深刻さ、大きさ、正体の全容さえつかみきれない実態からすれば、9年前のあの「東日本大震災」をすでに凌駕しています。
けれども、ざんねんながら
国民の緊張感や緊迫感は、正直たりていません。
なるほど、多くの人が〈自粛〉はしていますが、空気に、あの《11.3.11》のときほどの重みはありません。
ドコか、たりない。ナニか、ゆるんでいます。
相手が〈目には見えない〉〝ウイルス〟ということは、あるかも知れない。
でも、それなら、あのとき福島第一原発爆発事故による〝放射性物質〟と同じはずです。
この〝空気〟を、なんとかして変える仕掛けが必要。
どんなときにも、いかなる場合にも1~2割はいる、と覚悟しておかなければいけない、ふわふわと漂うがごとき〝浮遊層〟に、伝わらなければいけない〝空気〟づくりです。
これが〈感染・蔓延阻止のキー・ポイント〉だと思います。
この、ふわふわ〝浮遊層〟を〝自粛〟にとりこむことができなければ、〈3密8割削減〉から〈ゆるやかな感染の波を乗り越えていく〉こともできないでしょう。
「ACジャパン」、東日本大震災の頃は「公共広告機構」と言いました。あのときのコマーシャル・インパクトを覚えてらっしゃる方も少なくないでしょう。
大地震&大津波&原発爆発の3重被害に遭って後、しばらくの間、民放のコマーシャルすべてが、公共広告機構のキャンペーン・コマーシャルだけになって。
国民に遍〔あまね〕く、いま未曽有の危機にあることを、こころやさしいメッセージで認識させてくれました。
あの大災害時のキャンペーン・コマーシャルには、観る者に、こころ和ませながら深刻な事態を受け容れやすくする、ふしぎな共感力がありました。
いまこそ、いまいちど、あのときの態勢、民放の全コマーシャルを自粛、「ACジャパン」のキャンペーン・コマーシャル一本に絞って、「この危機を共に乗り越えていこう」と訴える必要がある、と思います。
……………
国の無策にかわって
大阪府は、段階的な〈自粛解除〉にむけての独自の基準「大阪モデル」をうちだしました。わかりやすいし、希望がでてくる。
安心というのは、こういうことです。
東京都は、(いまだに国のご機嫌うかがいながら…ですが)、休業要請に応じた事業者への、「協力金」追加をきめました。
政府なんかより、民情に身近な自治体それぞれが、どしどし独自の立案、くふうを仕掛けていくべきときです。
(仕事の遅すぎる)政府にできるのは、カネの(財政的な)バックアップ、もはや、ほかにはありません。