どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

◎「新コロ〝濃霧〟」の道を照らすフォグランプ/  点灯中!…しばらくは〈模索の旅〉がつづきます  ⑧天皇陛下のお言葉とACジャパンのコマーシャル

#新コロに負けない
-No.2419
★2020年05月06日(水曜日、振替休日)
★11.3.11フクシマから → 3345日
★延期…オリンピック東京まで → 444日
★旧暦4月14日、宵待月・小望月
(月齢13.0、月出17:07、月没04:00)




◆5月末まで…で、なんとかなるんだろうか!?

 5月4日、政府が示した「緊急事態宣言」の延長。
 だれもが、「しかたがない」気もちに、「それですむのか」の想い、深い危惧の念を滲〔にじ〕ませました。
 とうぜんです。

 言い訳と、あいかわらずの口先ばかりで、トンネルの〈出口戦略〉さえ明確に示せなかったんですから。ナニをドコまで信じられるのか? 

 政府は、状況が好転すれば、その(5月末)前にも「緩和」の可能性をちらつかせましたが…もう、だれもが(まぁ無理だろうな)と思ってる。だけど
 こんどこそ我慢も限界、「待ったなし」なんです。

 感染しても軽症と診断され、自宅待機させられていた患者が、病状急変、一気に悪化して路上死する…という悲劇がありましたし。
 ついに、営業自粛つづきに気もちが挫けた商店主の、自殺もありました。
 これから〈経済死〉する人が、どれほどでてくることか……

 ぼくたち国民は、ほかにない、ガマンしましょう。
 かわりに政治は、〈安心〉をとどけてくれるのが義務です。

 〈自粛〉する命に生きる〈保障〉をしてくれ!

 この精神的に切羽つまった状況の打開には… 



天皇から「〝国民〟非常事態〝確認〟」の声明

 「おことば」をいただくほかない、でしょう。

 平成の昭仁天皇(現在の上皇)が、4年前2016年の7月、「象徴としてのお務め」のビデオメッセージを語られました。
 この「生前退位のご意向」の表明の、「ご意向」を「お気持ち」にすり替えた政治のいやらしさ、権力の横暴は怪しからんものでした、けれども。

 「おことば」は、国民に、つよいメッセージとして受けとられ、ふかい共感と賛同を呼びました。

 あのときの「ご意向」「おことば」を、いま、このときにこそ、今上(徳仁天皇にお願いしたい、と思う者です。

 つまり、これは〝国家〟からの〈宣言〉ではありません。
 〝国民主権〟の国の、「国民統合の象徴」である天皇から、「国民と共に試練を乗り越えていきたい」決意の心もちとして、〈表明〉していただくものです。

 今上天皇と雅子皇后には、そのお気もち、おありと思います。
 ぜひ、側近の方から、こうした声があることを、お伝え願いたいものです。

 もうひとつ。 



◆テレビ・コマーシャルを「ACジャパン」のキャンペーンのみに絞ろう

 この「新コロ」感染・蔓延の危機的な事態、その影響の深刻さ、大きさ、正体の全容さえつかみきれない実態からすれば、9年前のあの「東日本大震災」をすでに凌駕しています。
 
 けれども、ざんねんながら
 国民の緊張感や緊迫感は、正直たりていません。
 なるほど、多くの人が〈自粛〉はしていますが、空気に、あの《11.3.11》のときほどの重みはありません。
 ドコか、たりない。ナニか、ゆるんでいます。

 相手が〈目には見えない〉〝ウイルス〟ということは、あるかも知れない。
 でも、それなら、あのとき福島第一原発爆発事故による〝放射性物質〟と同じはずです。

 この〝空気〟を、なんとかして変える仕掛けが必要。
 
 どんなときにも、いかなる場合にも1~2割はいる、と覚悟しておかなければいけない、ふわふわと漂うがごとき〝浮遊層〟に、伝わらなければいけない〝空気〟づくりです。
 これが〈感染・蔓延阻止のキー・ポイント〉だと思います。

 この、ふわふわ〝浮遊層〟を〝自粛〟にとりこむことができなければ、〈3密8割削減〉から〈ゆるやかな感染の波を乗り越えていく〉こともできないでしょう。

 「ACジャパン」、東日本大震災の頃は「公共広告機構」と言いました。あのときのコマーシャル・インパクを覚えてらっしゃる方も少なくないでしょう。

 大地震&大津波原発爆発の3重被害に遭って後、しばらくの間、民放のコマーシャルすべてが、公共広告機構のキャンペーン・コマーシャルだけになって。
 国民に遍〔あまね〕く、いま未曽有の危機にあることを、こころやさしいメッセージで認識させてくれました。

 あの大災害時のキャンペーン・コマーシャルには、観る者に、こころ和ませながら深刻な事態を受け容れやすくする、ふしぎな共感力がありました。

 いまこそ、いまいちど、あのときの態勢、民放の全コマーシャルを自粛、「ACジャパン」のキャンペーン・コマーシャル一本に絞って、「この危機を共に乗り越えていこう」と訴える必要がある、と思います。

  ……………

 国の無策にかわって
 大阪府は、段階的な〈自粛解除〉にむけての独自の基準「大阪モデル」をうちだしました。わかりやすいし、希望がでてくる。
 安心というのは、こういうことです。

 東京都は、(いまだに国のご機嫌うかがいながら…ですが)、休業要請に応じた事業者への、「協力金」追加をきめました。

 政府なんかより、民情に身近な自治体それぞれが、どしどし独自の立案、くふうを仕掛けていくべきときです。
 (仕事の遅すぎる)政府にできるのは、カネの(財政的な)バックアップ、もはや、ほかにはありません。