◎「新コロ〝濃霧〟」の道を照らすフォグランプ/ 点灯中!しばらくは〈模索の旅〉がつづきます ⑫コスタリカ…という国
-No.2428
★2020年05月15日(金曜日)
★11.3.11フクシマから → 3354日
★延期…オリンピック東京まで → 435日
★旧暦4月23日
(月齢22.0、月出00:59、月没11:37)
◆やるねぇ…いいねぇ、中米の小国コスタリカ
「感染抑止」に成功。
11日付けの新聞、コラム記事で伝えた見出しです。
これは、政府の素早い対応に加え、1949年施行の憲法で軍隊を廃止したことで知られるこの国の、政府も国民も一致結束した姿勢によるもの、というわけで。
コスタリカでは、中南米のほかの国々より遥かに、医療・保健・教育分野に多くの予算を充てていることが背景にあるのだ、と。
同国の保健相によれば、5月9日現在。
感染者780人、死者6人。
隣国のパナマの感染者が8000人以上、死者200人以上とくらべると、その差は歴然。
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日本でも、「新コロ」パンデミック以降、新聞(この事態に〝信頼〟できるメディアのトップに返り咲き)各紙に「世界の感染マップ」が掲載されており、ぼくはその、南・北アメリカ大陸間の地峡地帯、中米地域に注目しつづけてきました。
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地元メディアによれば…
それは、政府が2月の感染初期から対策を練り、国内初の感染確認者がでた3月6日の直後には「緊急事態宣言」(大きなイベントの禁止、テレワークの推奨など)を宣言、国境を閉鎖、学校を休校にする、などし。
これをうけて市民は、「自粛要請」を守り、商店や海岸、娯楽施設などへの外出は8割以上、減少。
保健相は「直面する挑戦を国民が理解し、とても前向きに対応してくれたおかげ」と述べています。
社会保障の充実するコスタリカでは、国民の90%以上が医療保険に加入しているそうです、が。なお、未加入者にも感染検査を拡充、実施。
外国メディア取材に対するコスタリカ大学、元医学部長さんのコメントも気が利いてましたね。
「われわれの最良のワクチンは、規律正しく教育のある国民と、強固な保険制度です。軍に投資せず、保健や年金、教育に多くを費やしきたことが重要でした」
そんなふうで、なにしろ現地からの情報によれば、公共放送の「新コロ」対策にまつわる取り扱いも懇切丁寧、家庭内でのDV防止のちょっとしたくふうなど、きめ細かく配慮されている、とのこと。
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さて、そこで
コスタリカとニッポン。
基本的な国の事情に、違いはあります、けれども…
【コスタリカ】 【ニッポン】
〇面積/5.11万㎢ 〇面積/37.79万㎢
〇人口/4.91百万 〇人口/126.79百万
〇GDP/651.8億ドル 〇GDP/4.872兆ドル
〇中米の地峡国/共和制 〇東アジアの島国/民主制
※常備軍を廃止、中立 ※西側、アメリカと同盟
どう思われますか………