◎新型コロナウィルス「感染列島」に想う〈番外日記〉⑦3月17日(火)「ウイルス避難生活」をどうする
-No.2369-
★2020年03月17日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 3295日
★ オリンピックTOKYOまで → 129日
★旧暦2月23日
(月齢22.5、月出01:15、月没11:09)
◆「ウイルス避難」生活を考えよう!
はじめに
いま現在、この「新型コロナウイルス」感染世界を、どう生きのびるか?
それは同時に、(すでに前にも申し上げたとおり)これからの地球世界は〝感染症〟との闘いを繰り返すことになるでしょうから、それに備えてのサバイバル術を身につけることになります。ですから、いま、このときに、それを深く肝に銘じておかなければなりません。
感染症研究者をはじめとする医療関係者はいうまでもなく、広く政治・経済・社会・福祉…などなど各関係者などにも、おおいに知恵をしぼってもらわなければイケマセンが。
これまでの経緯〔いきさつ〕を見てくると、いずれにも見とおしのあまさからくる後手つづきに終始して、ざんねんながら信頼感はいまひとつ。
…であれば、ここは、ひとまず、ぼくたち地球在住の個々人が、みずからの範囲ですべきこと・できることをして、賢く冷静に、身近な智慧のつながり(コミュニティー)を周りに広げていくほかありません。
……………
そこで
ここでは、ぼくたち市民ひとりひとりの個的なレベルで、みずから①殻に閉じ籠ることなく「できること」、②前を向いてプラス思考に「いまこのときに心がけたいこと」、③できた時間を活かして「ちょいトラ(イ)、ちょいチャレ(ンジ)」へのお誘い、そして④こんどこそわが家にもローリング・ストックを、考えてみました。
……………
まず、はじめに
感染すれば重症化のリスクが高い…とされ、ごシンパイをいただいてキョウシュクの立場、こころぐるしく、肩身のせまい想いをしている、高齢者から。
いま、いちばんに雑多なご苦労が多いかと思われるママさん&フリーランスさんたちへのメッセージです。
幼少&就学期のお子さんをおもちのお母さん方には、「ママ友」という立場を同じくする〝ヨコのつながり〟がありますよね。
また、このような不測の事態になればピンチにおちいり、冷遇される立場に、「非正規」雇用労働者もふくむ個々の個性で生き抜くフリーランサーがあります。こちらはユニオンなどあっても、基本的には日ごろのつながりはうすい。
(ぼくも経験があるのでよくわりますが、ニッポンもまた自由が高くつく国です。)
ところで、この両者
まったく別個な存在のようで、じつは、似たような境遇にあります。
どちらにも共通するのはフレキシブル。
知恵と工夫で、おたがいさまの不利を補いあって、互助&共助、こころづよく強化しあえる間柄の新しいネットワークが、つくれるのではないでしょうか。
たとえば各家庭もちまわりで開くグループ塾とか、あるいは、さまざまなワーク・ショップ・シェアとか…
ぜひ、考えてみてほしいと思います。
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それでは、以下、ご参考までに。
◆①殻に閉じ籠ることなく「できること」
〇からだを動かす
これが存外にむずかしいことに、ボク自身、身に沁みて気づいています。とくに、熱中すると時の経つのを忘れがち。集中はしすぎないこと。
なにをするにもタイマー設定(たとえば30分とか)をこころがけ、一定時間がすぎたら少なくとも一度は必ず立ち上がるなどして、気分転換。
部屋のなかを歩きまわったり、2階への階段を上がり下り。
ウォーキングするときは、人混みを避け、風通しのよいところを。
わが家の換気も忘れずに。
いま、エコノミークラス症候群(閉塞状況がつづく影響で運動&気分転換不足に血行不良などの諸症状)に近いストレスを感じている方が少なくありません。
日帰り程度の旅なら外出の範囲です。
だいじなのは行く場所の選択。「行きたい」ところではなく、「人知れず」「(ホントに知られていない)穴場」系に、この際、交通は車とか自転車。
手づくり弁当にマイ・ボトルのピクニックがベストです。
〇読書する(文字に親しむ)
なるべく外気にふれるところで、リラックスして。
コミックもいいけれど、こういうチャンスには〝懐かしの友〟文字本と旧交をあたためながら頭の体操。
好きな分野をはなれて、視野・見聞をひろめるのもイイよね。
以下は、ボクおすすめの6冊。
『仕掛学』(松村真宏著、東洋経済新聞社1500円)
著者は人間心理とキッカケを研究する工学博士。「ついしたくなる」にはシカケがある…ふむ、なるほど話し。
『魚たちの愛すべき知的生活』(ジョナサン・バルコム著、白揚社2500円)
水産のヘルシーなタンパク源…だけではないお魚ちゃんたち、彼らはナニを感じ、ナニを考え、どう行動しているのか。
『樹は語る』『樹に聴く』(清和研二著、築地書館各2400円)
興味津々…おどろくべき…知られざる…樹々の成長戦略、精妙な種子散布の仕組みなどに学ぶ。
『ラディカル・オーラル・ヒストリー』(保苅 実著、岩波現代文庫1480円)
オーストラリア先住民アボリジニに学ぶ、ネイティブな生きた歴史とは…。
『CO2温暖化説は間違っている』(槌田 敦著、ほたる出版1200円)
物理学・環境経済学者が迫る真実。温暖化の主役は水蒸気、だがCO2は大気を汚染するし、原発もつかえない…ナニを憂うべきか。
◆②前を向いてプラス思考に「いまこのときに心がけたいこと」
〇「天皇制と皇室」について考える
先の天皇(現上皇)の〝生前退位〟があり、令和の〝新天皇即位〟のことがあり…ながら、日本国の主権者である国民は、天皇制(女系・女性天皇のこともふくめて)はどうあるべきかを、ついに考えないままにきてしまいました。
こういう不時のときにこそ、時をかけてとっくり、考えておくべきではないか。
この〈番外日記〉にひと区切りつけて、一緒に考えてみたい…と思います。
〇争いのない地球を考える
つねに相対立する陣営間の相剋があって、(争いは避けられないもの)と思ってきた、この地球世界。けれども、ともあれヨーロッパのスイスは〝永世中立国〟であり、中南米のコスタリカは〝軍隊を廃止して積極的平和国家〟の道を歩んでいます。
この2国と事情は異なるにしても、ナニかイイ手だてはないものだろうか……
◆③できた時間を活かして「ちょいトラ(イ)、ちょいチャレ(ンジ)」
〝趣味〟のある方は、それにうちこむ、のもいいでしょう。けれど、そういう方はもともと、言われるまでもなくもデキるわけで。
コレというものが思いつかない方もいらっしゃるでしょう。
そんな方のために
このときをチャンスに、日ごろ気になっていながらデキなかったことを!
〇片づいて生きる
ぼくが、住まいまわりの整理を手がけ始めたら、べつに誘ったわけでもないのに、以心伝心というんでしょうか。姉も身辺雑事の片づけを始めたらしい。
「片づいて生きる」ことは、「しまう(片をつけておわりにする)」のとはチガイます。
身軽になって次にすすむことです。
ただし、いっぺんに〝片をつけよう〟としても、ウマくいきません。
たとえば①のからだを動かすこととセットにして、休み休み、スイッチを切り替えながら進めるのが、結局は、成功の近道。
無理やりに済ませて、またやり直すより、トータルでは早く決着がつきます。
〇片づく仕掛けを手づくりする
〝片づく〟ために〝片づける〟には、収納などを買って済ませようとするより、(手間でめんどう)なようでも手づくりした方が、達成感もあってウマくいくことが多い。
長らくカルチャーセンターで、主婦の方々に指導してきたこと(彼女たちの望みは自分が欲しいサイズに創ること)もまじえて、手づくりのヒントとアドバイス。
②でおすすめした「天皇制と皇室」について考える、ことを先にすませてから、次のステップに進みたいと思います。
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いずれにしても、マジな取り組みとしてはまだ始まったばかりの感染症対策は、きっと長い闘いなるでしょう。
いずれ「危機は去った」ことになっても、「これで終息」ということにはならないと思います。
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◆④こんどこそわが家にもローリング・ストック(循環備蓄)
前にも、こんなことがありました。そして、また同じことが繰り返されました。
日本という国は、それでなくても、もともとが〝環太平洋火山帯〟に属する自然災害多発列島にあって。
しかも、(食料もふくむ)資源の少ない狭小な国土です。
こんどのウイルス騒ぎで、ことごとく店頭から消えたマスクや消毒液ばかりじゃありません。デマのせいで品不足になったトイレットペーパーなど紙製品や、諸外国では各種の食料品まで奪い合う事態になりました。
けっしてヒトゴト・ヨソゴトじゃありません。
いつ、なにがあっても、困らないように。しばらくはわが家でもちこたえられるように。
以上にあげた品々や、個々それぞれ必要な品々の常備ストック、それも賞味・消費期限を考えに入れたローリング・ストック(循環備蓄=使った分を補充していく)を実現しておきましょう。
いずれマスクも買えるようになるでしょう。
そのときには「ストック」を忘れないこと!
そして、ストック用の片づけ場所を確保しておくこと!
……です。