どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

◎新型コロナウィルス「感染列島」に想う〈番外日記〉⑦3月17日(火)「ウイルス避難生活」をどうする

-No.2369-
★2020年03月17日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 3295日
★ オリンピックTOKYOまで →  129日
★旧暦2月23日
(月齢22.5、月出01:15、月没11:09)





◆「ウイルス避難」生活を考えよう!

 はじめに
 いま現在、この「新型コロナウイルス」感染世界を、どう生きのびるか?
 それは同時に、(すでに前にも申し上げたとおり)これからの地球世界は〝感染症〟との闘いを繰り返すことになるでしょうから、それに備えてのサバイバル術を身につけることになります。ですから、いま、このときに、それを深く肝に銘じておかなければなりません。

 感染症研究者をはじめとする医療関係者はいうまでもなく、広く政治・経済・社会・福祉…などなど各関係者などにも、おおいに知恵をしぼってもらわなければイケマセンが。
 これまでの経緯〔いきさつ〕を見てくると、いずれにも見とおしのあまさからくる後手つづきに終始して、ざんねんながら信頼感はいまひとつ。

 …であれば、ここは、ひとまず、ぼくたち地球在住の個々人が、みずからの範囲ですべきこと・できることをして、賢く冷静に、身近な智慧のつながり(コミュニティーを周りに広げていくほかありません。

  ……………

 そこで
 ここでは、ぼくたち市民ひとりひとりの個的なレベルで、みずから①殻に閉じ籠ることなく「できること」②前を向いてプラス思考に「いまこのときに心がけたいこと」③できた時間を活かして「ちょいトラ(イ)、ちょいチャレ(ンジ)」へのお誘い、そして④こんどこそわが家にもローリング・ストックを、考えてみました。

  ……………
 
 まず、はじめに
 感染すれば重症化のリスクが高い…とされ、ごシンパイをいただいてキョウシュクの立場、こころぐるしく、肩身のせまい想いをしている、高齢者から
 いま、いちばんに雑多なご苦労が多いかと思われるママさん&フリーランスさんたちへのメッセージです。

 幼少&就学期のお子さんをおもちのお母さん方には、「ママ友」という立場を同じくする〝ヨコのつながり〟がありますよね。
 また、このような不測の事態になればピンチにおちいり、冷遇される立場に、「非正規」雇用労働者もふくむ個々の個性で生き抜くフリーランサーがあります。こちらはユニオンなどあっても、基本的には日ごろのつながりはうすい。
 (ぼくも経験があるのでよくわりますが、ニッポンもまた自由が高くつく国です。)

 ところで、この両者
 まったく別個な存在のようで、じつは、似たような境遇にあります。
 どちらにも共通するのはフレキシブル
 知恵と工夫で、おたがいさまの不利を補いあって、互助&共助、こころづよく強化しあえる間柄の新しいネットワークが、つくれるのではないでしょうか。
 たとえば各家庭もちまわりで開くグループ塾とか、あるいは、さまざまなワーク・ショップ・シェアとか…
 ぜひ、考えてみてほしいと思います。

  ……………

 それでは、以下、ご参考までに。

◆①殻に閉じ籠ることなく「できること」

〇からだを動かす
 これが存外にむずかしいことに、ボク自身、身に沁みて気づいています。とくに、熱中すると時の経つのを忘れがち。集中はしすぎないこと。

 なにをするにもタイマー設定(たとえば30分とか)をこころがけ、一定時間がすぎたら少なくとも一度は必ず立ち上がるなどして、気分転換
 部屋のなかを歩きまわったり、2階への階段を上がり下り

 ウォーキングするときは、人混みを避け、風通しのよいところを。
 わが家の換気も忘れずに。

 いま、エコノミークラス症候群(閉塞状況がつづく影響で運動&気分転換不足に血行不良などの諸症状)に近いストレスを感じている方が少なくありません。

 日帰り程度の旅なら外出の範囲です。
 だいじなのは行く場所の選択。「行きたい」ところではなく、「人知れず」「(ホントに知られていない)穴場」系に、この際、交通は車とか自転車
 手づくり弁当にマイ・ボトルのピクニックがベストです。
 
〇読書する(文字に親しむ)
 なるべく外気にふれるところで、リラックスして。
 コミックもいいけれど、こういうチャンスには〝懐かしの友〟文字本と旧交をあたためながら頭の体操。
   
 好きな分野をはなれて、視野・見聞をひろめるのもイイよね。

 以下は、ボクおすすめの6冊。

 『仕掛学』松村真宏著、東洋経済新聞社1500円)
 著者は人間心理とキッカケを研究する工学博士。「ついしたくなる」にはシカケがある…ふむ、なるほど話し。

 『魚たちの愛すべき知的生活』(ジョナサン・バルコム著、白揚社2500円)
 水産のヘルシーなタンパク源…だけではないお魚ちゃんたち、彼らはナニを感じ、ナニを考え、どう行動しているのか。

 『樹は語る』『樹に聴く』(清和研二著、築地書館各2400円)
 興味津々…おどろくべき…知られざる…樹々の成長戦略、精妙な種子散布の仕組みなどに学ぶ。

 『ラディカル・オーラル・ヒストリー』(保苅 実著、岩波現代文庫1480円)
 オーストラリア先住民アボリジニに学ぶ、ネイティブな生きた歴史とは…。

 『CO2温暖化説は間違っている』(槌田 敦著、ほたる出版1200円)
 物理学・環境経済学者が迫る真実。温暖化の主役は水蒸気、だがCO2は大気を汚染するし、原発もつかえない…ナニを憂うべきか。
 

◆②前を向いてプラス思考に「いまこのときに心がけたいこと」

〇「天皇制と皇室」について考える
 先の天皇(現上皇)の〝生前退位〟があり、令和の〝新天皇即位〟のことがあり…ながら、日本国の主権者である国民は、天皇制(女系・女性天皇のこともふくめて)はどうあるべきかを、ついに考えないままにきてしまいました。

 こういう不時のときにこそ、時をかけてとっくり、考えておくべきではないか。
 この〈番外日記〉にひと区切りつけて、一緒に考えてみたい…と思います。

〇争いのない地球を考える
 つねに相対立する陣営間の相剋があって、(争いは避けられないもの)と思ってきた、この地球世界。けれども、ともあれヨーロッパのスイスは〝永世中立国であり、中南米コスタリカは〝軍隊を廃止して積極的平和国家〟の道を歩んでいます。

 この2国と事情は異なるにしても、ナニかイイ手だてはないものだろうか……

◆③できた時間を活かして「ちょいトラ(イ)、ちょいチャレ(ンジ)」

 〝趣味〟のある方は、それにうちこむ、のもいいでしょう。けれど、そういう方はもともと、言われるまでもなくもデキるわけで。
 コレというものが思いつかない方もいらっしゃるでしょう。
 そんな方のために
 このときをチャンスに、日ごろ気になっていながらデキなかったことを! 

〇片づいて生きる
 ぼくが、住まいまわりの整理を手がけ始めたら、べつに誘ったわけでもないのに、以心伝心というんでしょうか。姉も身辺雑事の片づけを始めたらしい。
 「片づいて生きる」ことは、「しまう(片をつけておわりにする)」のとはチガイます。
 身軽になって次にすすむことです。

 ただし、いっぺんに〝片をつけよう〟としても、ウマくいきません。
 たとえば①のからだを動かすこととセットにして、休み休み、スイッチを切り替えながら進めるのが、結局は、成功の近道。
 無理やりに済ませて、またやり直すより、トータルでは早く決着がつきます。

〇片づく仕掛けを手づくりする

 〝片づく〟ために〝片づける〟には、収納などを買って済ませようとするより、(手間でめんどう)なようでも手づくりした方が、達成感もあってウマくいくことが多い。

 長らくカルチャーセンターで、主婦の方々に指導してきたこと(彼女たちの望みは自分が欲しいサイズに創ること)もまじえて、手づくりのヒントとアドバイス

 ②でおすすめした天皇制と皇室」について考える、ことを先にすませてから、次のステップに進みたいと思います。

  ……………  

 いずれにしても、マジな取り組みとしてはまだ始まったばかりの感染症対策は、きっと長い闘いなるでしょう。
 いずれ「危機は去った」ことになっても、「これで終息」ということにはならないと思います。

  ……………

◆④こんどこそわが家にもローリング・ストック(循環備蓄)

 
 前にも、こんなことがありました。そして、また同じことが繰り返されました。
 日本という国は、それでなくても、もともとが〝環太平洋火山帯〟に属する自然災害多発列島にあって。
 しかも、(食料もふくむ)資源の少ない狭小な国土です。

 こんどのウイルス騒ぎで、ことごとく店頭から消えたマスクや消毒液ばかりじゃありません。デマのせいで品不足になったトイレットペーパーなど紙製品や、諸外国では各種の食料品まで奪い合う事態になりました。

 けっしてヒトゴト・ヨソゴトじゃありません
 いつ、なにがあっても、困らないようにしばらくはわが家でもちこたえられるように

 以上にあげた品々や、個々それぞれ必要な品々の常備ストック、それも賞味・消費期限を考えに入れたローリング・ストック(循環備蓄=使った分を補充していく)を実現しておきましょう。

 いずれマスクも買えるようになるでしょう。
 そのときには「ストック」を忘れないこと!
 そして、ストック用の片づけ場所を確保しておくこと!
 ……です。