◎新型コロナウィルス「感染列島」に想う〈番外日記〉⑨3月21日(土)アノ9年後にまた関東に大地震!?
-No.2373-
★2020年03月21日(土曜日)
★11.3.11フクシマから → 3299日
★ オリンピックTOKYOまで → 125日
★旧暦2月27日
(月齢26.5、月出04:21、月没14:55)
◆こんなときに〝東京直下地震〟なんて…カンベンしてほしい!
「東日本大震災から9年」の日がすぎて、心ひそかに(ホッとしている)ことがあります。
じつは、昨年の秋も深まった頃から、関東地方(の主に太平洋沿岸部)には、規模は小さいけれども地震が頻発していたからです。
…といっても、まぁ御朱印付き「地震列島」のニッポンは、いつもどっかでユラッユラッしてる…と言ってもいいわけですし、いちいち気にしても始まらない…といえば、そのとおりなんですが。
スマホ・アプリに報告される「地震情報」は〝有感〟規模にかぎる…にしては、〝頻発〟と言っていいくらいに、毎日のように揺れており。
どっかで地盤がズレたり、ヒズ(歪)んだりしているらしいのが、いっこうに治まる気配がありませんでした。ホント…やな感じ!
そんな折も折…
◆「貞観地震」の9年後に「元慶地震」あり
そんな話しが、遠い古文書(平安時代の『日本三代実録』)記録から発信されてきました。
それによれば
869年にあった「貞観〔じょうがん〕地震」は、東日本大震災に匹敵する規模であった、といわれ。
ぼくも、そのことを初めて知ったのは《11.3.11》後でしたけれど。
「末の松山」(宮城県多賀城市)という万葉の古歌に歌われた史跡が、この地震による大津波に襲われている、とのこと。その現地は、海岸からおよそ4kmも離れたところで、ここまで海波が寄せて人家や人を攫っていった…というのが信じられない思いでした。
実際、《11.3.11》東日本大震災の津波でも、ここまでは被害がおよんでいません。
ところが、さらに
その9年後の878年には元慶〔がんぎょう〕地震というのが、推定規模マグ二チュード7.0~7.5とこれまたデカい規模で、関東諸国を襲った記録がのこっている…と。これがなんと、近々の発生確率が高いとされる「首都直下地震」に同規模のものだ、というのこです。
つまり、大地震の影響が9年後の関東にも及んでいた、ことになります。
もとより「地震予知は無理」なのは周知のことです、けれども。
「貞観地震」の9年後に「元慶地震」があったように、「東日本大震災」の9年後あたりに「首都直下地震」なんて筋書きも充分すぎるほどにあるわけで……
なお
元禄の関東地震(1703年)から大正の関東大震災(1923年)まで、220年の間にM7クラスの地震が8回。ということは平均27.5年に1度の計算になって、確率でいけばその日が遠くないだろうことは予想できますし。
しかも、大正の関東大震災から100年近くなる、いままでに起こったM7クラスの地震は1987年の千葉県東方沖地震(M6.7)だけというのも、なるほど不気味。
そう思って、秘かに心配していたところへ、こんどの「新型コロナウイルス」騒ぎ。
…で、(よせやい、トリプルなんてナシだぜ)と舌うちしてたら、なんと。
地震のほうが遠慮したわけでもないでしょうが、ここへきて有感地震の頻度が減ってきました。
しかし…ねぇ、ウイルスと地震とにゃ、いうまでもなくナンの縁も遠慮もありゃしません。
ウイルス騒ぎが治まった頃にズシンなんてのだけは、どうか後生ですからカンベンしてほしいもんでごぜぇやす…ハイ。