どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

※暖冬に励まされたオリンピック・イヤーのスポーツ / はや春本番の勢い!

-No.2327-
★2020年02月04日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 3253日
★ オリンピックTOKYOまで →  171日
★旧暦1月11日立春
(月齢10.2、月出12:18、月没01:45)
★〝桜〟開花まで積算600度追跡=3日まで39℃


※『こんにちは赤ちゃん』の歌手、梓みちよさんが亡くなった。76歳。ご冥福を…。ぼくにとって、この人の死は、『上を向いて歩こう』の坂本九すでに亡きいま、作詞家・永六輔の名をいちだんと遠いものにしました。





 節分を翌日、立春を翌々日に控えた一昨日2日の日曜日。
 この冬1月の平均気温、統計開始以来最高という〝暖冬〟だった(平年より東日本で2.7度、西日本では2.8度も高かった)…そうな。
 まるで、それに背中を押されたかのように、日本のスポーツ界は早や〝春本番〟を謳歌するか…のごとし。

別府大分毎日マラソン

 …では、青山学院大の現役4年生(ことし初出場だった箱根駅伝では4区で区間新)吉田祐也くんが、最後まで海外招待勢の2選手と競り合い、いちどはトップに立つほどの快走で、日本人トップの3位。
 2時間8分30秒は、歴代マラソン学生記録にはわずか18秒とどかなかった…けれども、達成感は充分すぎるほど。

 この大会は、マラソングランドチャンピオンシップ (MGC)指定レースではなかったが、パラ・マラソン視覚障がいクラスの代表推薦、最終選考レースを兼ねて行われ。
 女子で、すでに出場を確実にしている道下美里(三井住友海上)が、これまでの自己記録を1分52秒も更新する世界新記録2時間54分22秒で優勝、パラ大会の金メダルに大きく前進しました。

◆丸亀国際ハーフマラソン(香川)

 同じ日、四国で行われたこの大会。
 マラソンに勝つためのスピードと持続力の強化にチャレンジ、3月のMGCレースに挑戦を目指す選手たちが参加して行われ。
 男子は、小椋祐介(青学大出、ヤクルト)が1時間ジャストの日本新記録で2位。
 女子は、一山麻緒(ワコール)が1時間8分56秒で日本勢トップの5位。

 これまでの男子記録保持者、設楽悠太(ホンダ)は、結果、自身の記録を更新(17秒)されたうえに、課題のスタミナに弱点をみせて、小椋に49秒の遅れをとる5位でした。

 これで、自身もMGCレース東京マラソンに出場予定の大迫傑(ナイキ)の日本新記録(2時間5分50秒)突破は、かなり高いハードルであることが証明された感があります、が。
 大迫くんとしては、優勝のアジを噛みしめてオリンピックに臨みたい心境なのでしょう…さて、どうなりますか。

◆テニスの全豪オープン(オーストラリア、メルボルン

 やはり同じ2日。海外からも威勢のイイ報告がとびこんできました。
 ノバク・ジョコビッチセルビア)が、男子シングルスで2年連続8回目の優勝をはたしたこの大会。

 車いすの部では、男・女シングルスの第一人者が、アベック優勝の快挙。
 男子は、国枝慎吾ユニクロ)が、2年ぶり10度目。女子は、上地結衣(三井住友海上)が3年ぶり2度目(女子ダブルスとあわせて2冠)。そろって東京パラ大会にむけて弾みをつけました。

◆気の早すぎる「メダル予想」

 それにしても……と思わせたのは
 それより1週間以上も前の1月24日(金)、東京新聞に載った「日本の五輪メダル獲得予想」。
 まだ代表選手も出揃ってはいない時期に(どうか…)と思われないでもありませんでした、けれど。

 これまでの勢いから見てどうか…ということなら、それも(まぁいいか)で。
 史上最多の33競技339種目が予定されているなかでの獲得予想は、期待大の「柔道」「レスリング」「競泳」「バドミントン」に、「陸上」「空手」「クライミング」「テニス」「野球」など加えて、
  〇金24 〇銀28 〇銅30 〇計82

 いずれも数字のあとに?マークが付いている、とはいえ、過去最多(64東京・04年アテネの金16個)が予想されていました。
 まっこと、景気のいいことではありますが……

◆それよりも「感染症対策」や「災害対策」に全力を!

 新型コロナ(肺炎)ウィルスの蔓延が、どこまで広がり、どの程度までで終息にむかうのか、まだ予断を許さない状況。
 こと、これに関しては、日本が頼りにする同盟国、アメリカの徹底した対策に学ぶ必要があると思います。

 なぜなら、専門家の見解も指摘するとおり「甘い想定は禁物」。困難があっても可能なかぎりキビシく、油断なく対処・準備を整えてそのときを迎えないと、「オリンピックが済んで感染症がのこされた」なんて、とんでもない負のレガシーになりかねないから、です。

 これまでは「暑熱対策」ばかりが言われてきました、が。
 日本は、地震・台風の災害大国である事実も忘れちゃイケマセン。

 ただ首を竦めてやりすごそう…ってんじゃ、あまりにも無責任だし、情けない!