どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

※もうひとつの2020TOKYOの年…幕開け② / 「ニューイヤー駅伝」(全日本実業団対抗駅伝)

-No.2317
★2020年01月25日(土曜日)
★11.3.11フクシマから → 3243日
★ オリンピックTOKYOまで →  181日
★旧暦1月1日(旧正月元旦)、新月
(月齢00.02、月出07:04.、月没17:13)






※いよいよ開会式まで、あと半年。2020オリンピック・パラリンピック東京大会の日本選手団・公式服装(左=開会式用、右=式典用)が発表された。舞台があのビッグ・スタジアムであることも想うと…いいんじゃないか。もっとよかったのは、パラ選手の服装も同じになったこと(アタリマエ…がこれまで実現しなかった)。ようやく市民権を得た感がありますね。




◆設楽も、井上も、村山も…有力ランナーたちは皆、

3月の「東京マラソン」で3枚目のオリンピック代表キップ狙いだ!

 年始は
 学生ロードレースの華、「箱根駅伝」の大イベントで盛り上がった(23日記事)が。
 その前日の元旦には、大学長距離界の雄たちの就職先、実業団の駅伝日本一を競う「ニューイヤー駅伝」が、〝空っ風〟名物の群馬県で行なわれた。

 この競走の目玉、たてまえは「旭化成の4連覇、25回目の優勝成るか」だった、けれど。
 ファンの注目はオリンピックのマラソン代表、最後の1枚の奪取を目指す選手たち個々の調整具合、仕上がり如何に集まっていたこと、言うまでもない。

 それは、すでに代表内定を決めているトヨタ自動車の服部勇馬であり…、さきの「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)レース」には敗れたものの実力評価は高い井上大仁(MHPS)であり…、同レースで仕掛けた大逃げには失敗してもケロっと掴みどころのない大物ぶりの設楽悠太(Honda)であり…、ここまでジッと耐えて時をうかがってきた村山謙太(旭化成)であり…、他にも多士済々の面々たちでもあった。

 全7区間(100km)の結果を見れば。
 2区でトップに立った本命の旭化成が、3区市田宏・4区市田孝、双子の兄弟の堅実な走りで繋ぐと、5区エース格の村山謙太区間1位の走りでトヨタ自動車の服部勇馬に僅差ながら競り勝ち。
 さらには6区小野知大の、将来が愉しみな区間新の快走で差をひろげ、7区鎧坂哲哉も区間新、貫禄の走りで4連覇、最多25回目の優勝。記録は大会新の4時間46分07秒。

 まだ1人も代表入りを果たしていない〝実力日本一〟からは、村山謙太のほか数名のチャレンジャーが、のこり1枚のオリンピック切符を目指して参戦してくるだろう。

 MGC指定のレースは、もうひとつ「びわ湖マ毎日ラソン」があるけれど、有力選手の多くは(他チームの者たちも)、記録が出やすい「東京マラソン」をねらってくるにちがいない。

 対抗するトヨタ自動車は、5区服部勇馬が区間2位の安定感のある走りで、まぁまぁの調整ぶりを披露。区間新の爆発力を見せたのは2区西山雄介だけだったが、それでもしっかり2位でゴールはさすが。記録はこれも大会新の4時間48分36秒。
 ここからも、大石港与・早川翼ほか何人かのチャレンジャーがMGCに挑んで来るだろうこと、これまた必至だ。

 3位も、大会新記録4時間49分30秒でHonda。設楽悠太の4区3位の成績は、正直まだ調整段階の印象、淡々とした走りに映った。

 以上のほかでは、チームとしてのレースには不本意に敗れたものの、4区の井上大仁は、さすがの走りで区間新をたたきだして見せた。

 男子マラソンのあと1人。
 箱根駅伝の現役学生からシンデレラ・ボーイが誕生するか、実業団の実力者から雄叫びの声が上がるか、あるいは現日本記録保持者でMGC3位の大迫傑に落ち着くか……
 いずれにしても、3月の「東京マラソン」で決着がつく。