どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

※ついにメール・アドレス(所在通知)変更の大事態!

-No.2524-
★2020年08月19日(水曜日)
★11.3.11フクシマから → 3450日
★延期…オリンピック東京まで → 339日
★旧暦7月1日(月齢0.0)、新月




◆迷惑メールを無視しつづけた日々

 
 世に「ガラケー」とか呼ばれる2つ折りの携帯電話から、「スマホ」に乗り換えてから3年半…になるかな。
 この間、ぼくは「アドレス」とか「パスワード」とかを考えたことはあっても、その〈変更〉を考えたことはなかった。
 先行して使っていたパソコンの分もふくめて、ほとんど〈変更〉の面倒もなく済んできたことだって、ぼくにはトクベツには思えなかった。

 笑わば笑え。
 レベルが低い…ほっといてくれ。

 〈変更〉なんぞ、できることなら金輪際したくない、のが本音。
 そういうヒト…で、ぼくはいい。

 ぼくにとって、ICTは補助道具。道具の主体は、頭と五感&五官だから、そっち(ICT)のハード方面には、できるだけ気をつかいたくない。

 したがって、ぼく自身のいわばソフト環境は、初心と中級の間くらいだろうか…どのへんのレベルかさえ、よくはわからない。
 ただ、付き合いはもう長いから、それなりに慣れてはいる、それだけだった。

 半年くらい経って、ようやく使い慣れた頃から、(………???………)場面との遭遇が始まり(パソコン・メールにはそういうことがなかったのはセキュリティー力の強さによるものか…)。
 はじめは、極くありふれて散発的だったのが、ある日(ヤラレた!)らしい事態…つまり悪意か嫌味の、組織的あるいは連携的とかの、網にかかってしまったことに気がついた。

 原因はワカラないし、じぶんのネットワーク範囲には、そんなニオイを感じさせるものはなかった、けれども。
 これが「フィッシング」とかいうやつだろうか。
 性的嗜好に誘いこもうとする…のやら、金銭欲につけこもうとする…のやら、ほかアレコレ。どうやら5~6人のグループ犯かと思われ…。

 しかし、ぼくはタカをくくっていた。
 …というのは、見えないながら彼らのやり口には、ナンの独自のくふうらしきものが見られない、あきらかにベタなクソマネばかりで、(かず打ちゃアタリがあるかも知れない)程度の脳のなさ、だったからだ。
 どう見ても、ヒマ人のヒマつぶし、にしか思えない(そうだろ!)。

 (おたがいムダなコトはヤメにしようぜ)ほかに…ない。
 だから、始めっから引っ掛かりようもないままに。来るものすべてに、空の釣り針を竿に返してやっていた。
 「迷惑メール」「迷惑メール」「迷惑メール」……「報告」して「削除」あるのみ。
 フィルターは働いてくれたし、敵もいずれはアキラメるにチガイない。
 誰がアドレス〈変更〉なんかするもんか、〈門前払い〉あるのみだ、と。

 そうして始まった我慢くらべが、(呆れたことに)2年もつづいて。しかし、いっこうに向こうは(ニブいヤツめ)メゲる気配さえない。
 どうやら(深い泥濘に嵌まり込んだらしい)のを思い知ったのは、「この迷惑状態から抜け出すお手伝いします」と、図々しく誘いかけてきた輩があったから。
 
 これはつまり、ぼくがこれまで相手にしてきたのはチンピラばっかり、いってみれば〈火種の元〉を絶たないかぎり解決はない、ということ。
 図式はこうだ。
 アドレスを掠めとった「元締め」があり、そこから盗用の枝葉を伸ばす蔓に、群がるモノたちがある。蔓は、枝岐れもすれば、蔓同士が絡み合いもするだろう。
 これもセコイながら犯罪組織のひとつ、「ネズミ講」のようなものかも知れない。
 
 どう考えめぐらさせても、「元を絶たなければダメ」であり。
 究極、元を絶つ手はただひとつ、アドレスを「消去」すること、みずから「消して無くし」て、あらためて〈新規再出発〉するしかなかった。

 前後して、マイ・カードからも「不正侵入」を知らせる報告があり。
 (それだけネットとの関わり深くなった証しかも…だが)
 ワカッタ! もうイイ!!
 そっちの「パスワード」もカード再発行にあわせて「変更」。 
 シャワーを浴びてさっぱり気分、のいまがある。

 …が、ほんとうにコレ(変更)しかないのか?
 ほかに、気の利いたカウンター・パンチを打ち返す手だてはないのか?
 どんな社会にも、一定(1~2割)のブレーキ役が含まれ、「社会悪」や「必要悪」とも呼ばれる…のはホントウなのか?

 ぼくは考える。これなんかも
 「種の進化」が、いつも有利にはたらくとはかぎらない。
 そういうことなんだろうか……と。