◎「新コロ〝濃霧〟」の道を照らすフォグランプ/ 点灯中!しばらくは〈模索の旅〉がつづきます ⑯「非常事態宣言」解除の3区分
-No.2435
★2020年05月22日(金曜日)
★11.3.11フクシマから → 3361日
★延期…オリンピック東京まで → 428日
★旧暦4月30日
(月齢29.0、月出04:16、月没18:13)
◆「非常事態宣言」解除の3区分
先週、木曜日の14日。
政府の「非常事態宣言」、39県における解除と、「再指定(解除見送り)」の8都道府県を発表。
これに先立つ「専門家会議」では、解除後「感染再拡大を防止」するための方策として、「地域3分類」が提言されました。
その3分類とは、
①「特定警戒」都道府県(従来の解除見送り地域)
②「感染拡大注意」県
③「感染観察」県
そこで、ぼくが感じたのは、「専門家らしからぬ(民情に疎い)区分」ということでした。
(民情には疎いのが専門家らしいところ…という指摘があれば、それもアタッていますけれど…)
◆「2分割」はワカリやすく、「3分割」はワカリにくい
もちろん万事に個人差はあるものです、が。
ことが、万人に周知徹底する目的ごとであれば、ワカリやすさ、「ツーカー」感は最重要事項のはず。
人間の頭の〝判断野〟は、単純・簡明をもとめ、複雑を嫌うもの。
たとえば、ある長さを「半々=1/2」にするのはたやすいけれど、「1/3」にするのはケッコー難しい。
「1/2」は「50%」づつで簡単ですが、「1/3」は「33.333…%」づつと面倒…という具合。
「3分割」や「5分割」にするくらいなら、いっそ「4分割」の方が呑み込みやすい。
したがって
「3分割」にするくらいなら、まずは「2分割」。
そうしておいて、必要なら、さらに「2分割」すればいい。
冒頭、「感染再拡大を防止」するために「地域を3分類」。
①「特定警戒」都道府県(解除見送り、従来どおり継続する地域)
②「感染拡大注意」県
③「感染観察」県
などと、クドクドするくらいなら。
むしろ、簡潔・直截に2分割。
①「特別警戒」都道府県(解除見送り、従来どおり継続する地域)
②「感染注視」県
とすれば良く。
さらに②の中にも線引きが必要というなら。
②-A「拡大警戒」
②-B「感染観察」
とすればスッキリする。
行政・役所は、いまからでも遅くない。
こうした細かな情報発信術にも配慮することを、もとめたい。
「言えば通じる」
「通じないのは受け手の問題」
では、済まない。
なお、付け加えれば。
〇評価は5段階(10段階では多すぎてアヤフヤ)が良い。