◎「新コロ〝濃霧〟」の道を照らすフォグランプ/ 点灯中!しばらくは〈模索の旅〉がつづきます ㉘何度目!?…かの「人生再起動」
-No.2459-
★2020年06月14日(月曜日)
★11.3.11フクシマから → 3385日
★延期…オリンピック東京まで → 404日
★旧暦4月24日
(月齢23.4、月出00:55、月没13:12)
じつは
ここしばらく、完全に体調を崩していた、ぼく。
始まりは、今月6日。
「緊急事態宣言」解除(5/25)をうけ、都心・神田にある友人の居酒屋、開業前の様子を見に訪ね(5/30)、次の感染流行する前に…パンデミック余波を喰らって中止していた、カルチャー・センター「木工教室」終了に伴う片づけと道具のひきとりに出かけ(6/3)、翌日は床屋へ気分あらための散髪にいき(6/4)…と忙しく。
いま思えば、やっぱり…
けっして惑わされずに「新コロ」の正体、見きわめるつもりの、まさに「フォグランプ点灯」の連続が、知らず知らずのうちにストレスになっていたらしい。
これにプラス、長らく開講してきた教室の終了が、思ったよりもつよくコタエる〈心のゆらぎ〉になっていたに違いない。
この間、ずっと毎日のことだった飲酒からくる、全身倦怠の急ブレーキがかかった。
もとより酒が好き、だけれども。ふだんは心がけて休肝日を挟むようにしていたのを、忘れた、というより忘れたふり…。
こういう(いい加減にしろ!)的なことは、これまでにも間々(半年に1度くらい)あったが、こんどのは、さすがに滅多にはない〝重症〟と、吾が身体からビシッと宣告された。
ダウン。まさしくマットに沈んだボクサーさながら。
気をとりなおして立ち上がろうとしても、すぐにまた、だらしなくずるずると寝そべっちまう。
(それでもなんとか、このブログを書くことだけはコナシながら…)
栄養補給に喰っちゃ寝る日々が、計11日間。
もちろん〈断酒〉、呑む気もしない。
レフェリー(自身の二役)が、「ワン、ツー…」カウントをかぞえはじめる。
ボクサーは、〈テン・カウント〉を怖れ、戦意喪失はしていない意思を示して立ち…その場はなんとか、ラウンド終了のゴングに救われる。
赤コーナーにもたれこんだボクサーの頭に、(まさかコレでオシマイか…)不吉な世迷言〔よまいごと〕が回転灯になって巡る。
しかし
(よせやぃ、マジに本気でギブアップかょ…らしくもねぇな!)
ほとんど唾棄するが如くに、口汚く叱咤する声がして…これがまたナント甘やかな〝蜜の味〟(テイスト・オブ・ハニー)!
ふと…鼻腔に安い線香の匂い、煙りとともに漂った気がして…
考えた。
こういう状況は、考えを深めるのには支障がない。
むしろ、ふだんより回転早く、整理もてきぱき。
(のこる吾が課題は〝酒〟に詫びること…だな)と、思いきる。
(そうダ、酒よ、あんたが大将…オレは聞き分けのない小僧っ子だった…)
これで何度目だろう、また「人生再起動」のときが来た。
そうして1週間がすぎると、身体より気分が先に立つ。
(よっしゃぁ…)なんぞと胸に叫びながら、まだ2~3日は地団駄を踏んで。
11日目の14日(日)になって、
「どうやら…ぬけたらしいや」
やっと、かみさんに笑みを見せることができたのだった。
(それにしても、嗚呼シンド!)
そんな折にも、「共存コロナ」(ウィズ・コロナじゃない…っての!)は、どっこい生きのこる〝進化〟怠りなく。
東京都の新たな感染者、日曜47人、月曜48人と、存在感ゆるめず。
こうなったら、いよいよ「人間力の勝負、磨きをかけて発揮しろ…だな」。
下っ腹ひきしめるボクには、なによりの援軍、友の書いた本が届く。
『老いに負けずに山登り』(下村尚志/著)
タイトルの方が負けそうな、山行の記録が清々しかった。
同じ頃に、忘れもしない去年〔こぞ〕のラグビー・ワールドカップ。
大フィーバーを巻き起こしてくれた「ワン・チーム」ジャパンの高速ウィング。
福岡堅樹(27歳、パナソニック)くんが、目指していた2020TOKYOオリンピックの7人制ラグビー出場断念を公表、記者会見に爽やかな風の吹く快晴顔で臨んだ。
「開催延期になったときに決めていた」そうで、人生を後悔なく、これからは目指す医師の道を行く…という。
推薦入学の誘いもあれこれあったようだが、「一般入試を突破したい」と…ぜんぜんカッコよすぎない、天晴れニクイやつ!
おかげさまで、なんとか「再起動」成ったボクも。
もちっと先へ、行けるとこまで行ってみたい……