どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

◎「新コロ〝濃霧〟」の道を照らすフォグランプ/  点灯中!…しばらくは〈模索の旅〉がつづきます  ⑩ふわっと…ゆるんだ空気

-No.2423
★2020年05月10日日曜日
★11.3.11フクシマから → 3349日
★延期…オリンピック東京まで → 440日
★旧暦4月18日
(月齢16.0、月出21:50、月没06:47)





◆ぼくに「霊能」はない…けれども

 「空気を感受」する能力はある、と思っています…おそらくふつうの人よりは。
 空気は「環境の状況」で、感受は「ヨムのとは別」気ばたらき。
 ぼくの棲み家は都会郊外だけれど、自然の「匂い」には、心がけて敏感にすごしてきました。

  ……………

 大型連休あけの7日、早朝。
 いつものように外に出て五月晴れの空を仰ぎ、胸いっぱいに空気を吸ったら、味わいのチガイ目に見えて良くなっていました。

 つぶされてしまいそうな重さが、ふわっと軽減して感じられ。
 政府の「出口戦略」はないまま…ながら、空気には希望が芽生え、不安を少し押しのけてくれました。

  ……………  

 かみさんの心臓、定期診察に付き添って昭和医大藤が丘病院(横浜市青葉区)へ。
 6年前に「うっ血性心不全」手術、2年前にも「非弁膜症性心房細動」カテーテル・アブレーション術を受け、予後は月に1度、経過を診てもらってきたのですが。
 「新コロ」以来、その病院入口玄関で行われている非接触体温計測、両手の消毒、体調の問診。
 する医療側にも、される患者側にも、これまでになかった気もちのゆとり…が感じとれました。

 循環器科担当(施術)医に受診の結果は、2年間、毎度なにかしらの所見を指摘されてきた体調の推移に、月1詣での甲斐あって、ようやく先生に「いいでしょう」の笑み。
 無事、次は1年後の受診に切り替わて、爺ちゃ&婆っちゃのいい年寄り二人が、診察室を出て「やったね」のハイタッチ。

 気もちよく病院を後に、もういちど空を仰いで…
「ちょっと、待て」
 あらためて、キュッと身のひきしまる思いがしました。

  ……………  

 今朝の、あの、ふわっと軽やかに感じられた空気は…
 「油断」にすぎなかったのかも知れない。 
 新型コロナウイルスも、きっと、新たな「進化」「変異」を獲得しているに相違なく。

 一方こちらは、その全体像さえ捉えてもいなければ、医療体制も不足したまま。
 第2波を抑えこめたどうかも、わからないんですから。
 高齢・基礎疾患ありの爺っちゃ&婆っちゃは、「感染したら救われない」覚悟が要るのですから。
 
  ……………

 とまれ
 かみさんのカムバックを祝って、ひさしぶりの日本酒、いただきものの「獺祭」で乾杯。

 翌朝、わが家では、ほぼ週に2度にしている食料品の買い物。
 週末、車で、おひとりさま、連休明け金曜日のデパ地下に出かけたら…

 なんと、昨日ふわっと感じられた空気のまま、人出は倍増。
 フロア入口には〝入場制限〟の列ができ、レジにも順番待ちの列…
 早々に買い物すませ、そそくさと引き上げてきました。