◎新型コロナウィルス「感染列島」に想う〈番外日記〉⑩3月24日(火)桜咲く…されど〝花に嵐〟もある
-No.2376-
★2020年03月24日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 3302日
★ オリンピックTOKYOまで → 122日
★旧暦3月1日、新月・朔日
(月齢29.5、月出05:51、月没17:44)
※きょうは、これから全通なった常磐線に試乗してくる。新幹線、仙台経由で浜通りを上りながら双葉、夜ノ森、富岡、Jビレッジ各駅に降りてみよう。帰宅は夜になる。報告はのちほど。
◆春…なれど
「桜開花」発表(14日、土)があった翌週18日(水)、床屋へ出かけた。
すすんで「散髪」の気分になるのも春…である。
開花すぐにも行きたい心もちだったのだ…けれど、町田では月・火曜は床屋の休日になっている。
天気もよし、さっぱりした頭で「つくし野」駅(田園都市線)付近の桜を見て歩いた。
開花後の2~3日、天気がすぐれなかったせいもあってか、桜花は、まだ初々しく笑みこぼれたばかりの風情が、愛らしかった。
翌日、3連休前の19日、かみさんと薬師池公園に散歩に出かけた。
コロナウイルス騒ぎで、しばらく塞ぎこんでいたからだろう、なにやら月遅れの「啓蟄(春、冬ごもりの穴から虫が這い出す頃)」みたいな気分、なんとも擽〔くすぐ〕ったい。
薬師池公園は、開会式も直前の7月、オリンピック聖火リレーの町田市スタート地点。
西園に「ウエルカムゲート」の新設が進められているのを見に行ったわけだ、けれども、工事の進捗状況はまだ3~4分といったところ。
工事現場の人に、いま現在のこころもちを訊ねたら、「さぁ…」とあとは無言でほろ苦く笑っていた。
公園に近い中学校で、自粛ムードのなか関係者のみで行われた卒業式に出逢った。
会場の体育館から出てきた卒業生たちは、記念撮影に涙ぐんだり、燥〔はしゃ〕いだり、校外の柵から声をかける在校生たちに手を振ったり…忘れがたい想い出になるにちがいない異例の春を噛みしめているようだった。
翌日20日、春分の日は春彼岸の中日。
わが家の菩提寺、中目黒の五百羅漢寺もウイルス感染防止のため法要を中止。
墓参りだけをすませ、「さぁ(家に)帰るよ」位牌に声をかけてきた。これが、わが家の墓参スタイルである。
帰路、渋谷行きのバスを途中下車して、近ごろとみにマスコミで話題の「目黒川の桜」を、はじめて観て歩く。
情報イメージのせいで、もっとみごとな桜並木かと思っていたのが、真実は(これなら町田の恩田川の桜の方がウエ)だった…けれども。
満開(…は2日後の22日)にはまだ早い桜の、可憐な愛らしさは、やはり佳い。ぼくたちは近ごろ、幹吹きの〝根性桜〟を愛でる趣味があり、枝もたわわな桜花より好もしい。
……しかし……それにしても……
若者たちばかり、滅多やたらと群がり出た感じで、狭い通りは大賑わいに盛りあがっており……
明らかに〝濃厚接触〟模様を呈していたから、早めに人混みから退散。