どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

※「初氷」いまだ〝参上〟せず、「ロウバイ」はや見ごろ、ぼくは歩きのコツをつかむ

-No.2308-
★2020年01月16日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 3234日
★ オリンピックTOKYOまで →  190日
★旧暦12月22日
(月齢19.9、月出21:52、月没10:02)





◆「霜」も「氷」も「雪」もない…

 〝厳冬〟の2月はまだ先…だけれど。
 気がつけば、ぼくが住む東京郊外の町田市では、いまだに「氷」が張らない…どころか、「霜」さえ見ない。気温は都心より2~3℃は低いところ、なのだけれど。

 薄い氷を割ることより、困るのはフロントガラス(わが家の車庫は露天)に付く霜とりの手間で、1シーズンに何度かは、朝早く出かけるときに霜とりの湯をぶっかけなければならない。
 それが、今シーズンはまだない。
 楽だけれども…どうにも真っ統じゃない「暖冬」の気配に、思わず晴天を恨めしく見上げてしまう日々である。
 スノー・タイヤに履き替えておいた車も、まだ一度も雪氷に触れていない。

 気象の指標に「初氷」というのがある、けれども。
 ことしは、ただいま遅い初氷の記録を更新中。このままだと、ついに「初氷」を観測しない年になるかも知れない…という。

 〝雪国〟の、ゼ~ンゼンらしくない〝雪消の国〟の景観、あまりにも早すぎる…こともかさなり。

 なんだか「氷柱〔つらら〕」や、なぜか「かき氷」が恋しく想える、そんな陽気の、なんとも絞まりのない日々がつづく……


◆攻めてゆきすぎるな「トレッドミル」ウォーキング

 
 「トレッドミル」と呼ばれるウォーキング・マシン(人によってはランニング・マシンでもある)がある。ふつう人には運動不足の解消器具。
 ぼくのように、リハビリで世話になるケースもある。 

 この14日に、今年初の「心リハ(心臓リハビリテーション)」へ。
 トレーニング・ルームで、理学療法士&看護師の指導と、血圧・脈拍など随時チェックを受けながらの運動療法
 近ごろは「スロトレ(スロートレーニング)」奨励の傾向にある、けれども、やはり一般にはまだ、たとえば歩行ひとつをとっても運動効率は「速歩」の方がいい、とされる。

 ぼくなんかにしても、若い頃はこれでも「速歩き」だったせいか、そのイメージにとらわれがち。ゆっくりウォークのつもりでいても、自然に歩きが早くなってしまい。なに、それで完歩できれば文句はないわけだ、けれども。
 前にもお話したとおり、右脚大動脈硬化症をもつ身は1000歩も歩けば、血の巡りのわるい右脚が痛みの悲鳴をあげる。

 リハビリでも、その克服というか、どう騙し騙し歩けるようにするか…が、テーマであった。
 たとえば、スタートの3km/hから徐々にスピードあげ、ときには4.5km/hくらいまで、ときにはプラス傾斜もこころみるのだ…が。
 ときどきの体調にもよるが、たいがい運動時間30分の途中で1度ストップがかかり(右足に痛み、と共に脈拍切迫)、これが本人には少なからず心理的なダメージをおよぼしていた。

 それが、この日は
 スタートの3km/hから、3.5km/hにアップしたところで、そのまま維持にしてもらった。ところ、難なく30分完歩できた。
 きっと、これを飽きずに繰り返していけば、徐々に歩行能力は回復していくのであろう。

 しかし、どういうんだろう。
 ぼくの内心には、心リハをはじめたときから、「硬化した動脈にかわるバイパス血管再生」という願望があるのダ。
 どうも専門の循環器外科医師によると、血管再生能力には加齢による鈍化傾向が認められる…ようなのだが。(そこをなんとかしたい)願望というか欲望がボクにはあるのだった……












ロウバイの花の硬質な金黄色に励まされる

 心リハの後、新たまった気分で、冬の花を観に。
 じつは、町田市西部の忠生〔ただお〕公園にロウバイ園があったことを、東部に住むぼくは、いままで知らずにいた。

 「もう満開」の報せを聞いて、まだ松が明けたばかりの気分には、なにやら急かされる気味がないではなかった。
 というのも、冬の花ロウバイには、2月が見ごろの感覚があったからだ。

 これもやっぱり温暖化のあらわれだろうか……
 もっとも、早咲きの品種なら(12月頃から咲いていたっけな)あらためて思いなおす。

 ぼくはロウバイの花が好き。
 「蝋梅」と書くとおり、寒さを撥ね返す堅牢さがあって、しかもメタリックさはない落ち着きを秘め。
 しかも、その花の色、いかにも春迎えのよろこびあふれた金黄色が佳い。

 ぼくの花暦では、ロウバイの次は真紅の木瓜〔ぼけ〕になる。
 春を呼ぶ時節の花は、派手やかでよく、陽射しに春の温もりが実感される頃になったら、梅とか桜とかの淡い彩りに風情がある…ように思われる。

 忠生公園のロウバイは、まだ樹が若く、丈も小ぶりで。
 下向きに咲く花だけに、のぞきこむような花見になるが、これもわるくはない。高齢者が多いいまどきは、見上げる大木の花より似つかわしいかも知れない。

 折からの好天下、碧空のバック・アップがうれしかった、が…。
 ふと、また、いま時分にふさわしい雪空が恋しい気分もあって、フクザツだった。

 冬に雪の不足した年には、米の作柄がいまひとつのことが多い。
 雪国の米どころには、水田を潤す「雪解けの水」がかかせない……