どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

《11.3.11》被災地東北、18次<巡訪>/ ➈3日目(5)仙台、蒲生干潟探し        今回のテーマ「つぎのステップにむけて」

-No.1481-
★2017年10月11日(水曜日)
★11.3.11フクシマから → 2407日
★ オリンピックTOKYOまで → 1017日


◆8月29日(火)、仙台市宮城野区

 まだ仙台にいる。
 このたびは、もうひとつ、復旧再生のほどを確かめておきたい場所があった。
 
 そこは仙台港にほど近く、七北田〔ななきたがわ〕の河口部に広がる蒲生〔がもう〕干潟。
 この仙台湾岸の干潟は、いうまでもなく《11.3.11》の大津波被害に遭って「地形に大きな変化」が生じているとの広報があったきり、後報を知らずにいた。

 水鳥たちのバードウォッチングや潮干狩り行楽で知られた蒲生干潟には、別に興味を惹かれる名所があって、それは国土地理院認定の「日本一低い山」、標高わずか3mの日和山〔ひよりやま〕
 ほかにも全国各地に存在する「日和山」は、むかし帆船時代の船乗りや漁師たちが、海況を観望する(日和る)ために利用したものだ。

 明治42(1909)年に仙台港に築かれた日本でいちばん低い日和山のその後は、環境省の「鳥類観測ステーション」に指定されており。
 東日本大震災の大津波被害によって一度は「山体消滅」と報道されたが、2014年春の再調査で山が確認されたはず…だった。

 できれば、そこを訪ねて見たかったのだ、が。
 県道10号塩釜亘理線の高砂橋から、東に折れる七北田川沿いの道は未だ通行止め。
 もうひとつ先、工場群のなかを行く道もやがて行き止まり、交通整理の係員が「そっちへなら行けます」と丘の上を指す。

 ダメもと…で行って見ると、なんとそこはサーファーたちの駐車スポット。
 向こうに仙台港の施設を望む眼下の海には、点々と波乗りを楽しむ姿があるばかり。

 展望所に立って右手を見やると、砂浜が長くつづく、そちらがどうやら蒲生干潟。
 だが道はなく…諦めてまたの再訪を期すしかなった。