どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

2020五輪は競技として楽しみたい…日本マラソン/世界陸上ではその存在感すら示せずに敗退した

-No.1428-
★2017年08月19日(土曜日)
★11.3.11フクシマから → 2354日
★ オリンピックTOKYOまで → 1070日



◆見とおし暗い…とは言うまい

 ロンドンの世界陸上競技選手権大会世界陸上)、男子マラソンの中継を観た。
 メダルの期待は、なかった。

 昨年12月の代表選考レース、福岡国際マラソン川内優輝(埼玉県庁)くんが日本勢トップの3位(2時間9分11秒)に喰いこんだのが、いまのニッポンの力では正直なところ精一杯だった。
 〝川内流〟といわれる、ほとんど我武者羅といってもいい実戦の積み重ね、走りこみに走りこんで骨身に沁ませたマラソン魂で、彼は世界陸上の目標を言っていた。
「最低でも8位入賞」
 これが…ざんねんながらゲンジツ。

 世界陸上のマラソンコースは、観る者にとっては楽しみな街路を縫っての設定だったが、選手たちにとっては〝自信のほど〟を試されるむずかしいコースだったらしい。

 スタート直後から先頭にアフリカ勢の壁ができ、他の選手はこの壁の後方に屯〔たむろ〕せざるをえない状況がつづいて、日本勢もそのなかに捕りこまれて中盤まで、気の晴れる間とてない我慢くらべ。
 (オレはここにいるぞ、忘れるなよ)と。
 存在感をアピールするチャンスも獲得できないままに高速レースが進んで、やがて、ついていけずに脱落していく最悪の展開。

 これがすべて、であった。
 いちども前にでるチャンスがなかった…のなら、それが実力、やむをえないが。

 地元イギリスの選手がただ一人、アフリカ勢に独占されるトップ集団から一時、抜けだして気を吐きレースを盛り上げた。
 最後はこの選手も力およばなかったわけだが、粘って入賞を果たしている。

 川内くんにしても、福岡国際のときには途中トップに立つ見せ場をつくっている。
 それが、世界陸上の本番ではまったくいいところなし、まるで歯がたたなかった。
 結果、優勝はケニアのジョフリー・キルイ2時間8分27秒、真夏の大会では好成績といっていいのではないか。
 日本3選手は、9位=川内優輝2時間12分19秒、10位中本健太郎=2時間12分41秒、若手の井上大仁くんは26位に沈んだ。
 ここまで楽しませてくれた川内くんには、ありがとう。
 (彼はずっと走りつづけるでしょうね、きっとあの君原健二さんみたいに)

 その後の女子マラソンは中継を観なかったが、結果はもっとヨクない。
 清田真央16位で2時間30分を切れず、以下、安藤友香17位、重友梨佐27位……
 ちなみに、世界陸上のマラソンで男女とも入賞なしにおわるのは1995年大会以来になる。

 「見とおし暗いな」と呟きかけて、ボクは思いなおす。
 これがふつうなんだ、と。
 2020TOKYOオリンピックのマラソンは、変に力まずに楽しもう、と。