どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

オキシトシン…「愛情ホルモン」あるいは「幸せホルモン」とも呼ばれるもの

-No.1425-
★2017年08月16日(水曜日)
★11.3.11フクシマから → 2351日
★ オリンピックTOKYOまで → 1073日



◆生命の疲労を癒すホルモン

 きょうは、ぼくの誕生日、72回めの……
 この日くらい、喜怒哀楽なしの〝安静〟なときをすごしたい。

 詳しいことはまったくのところワカラないのだ、けれども。
 ホルモン、というのがある。
 生体内の器官で合成・分泌され、血液や体液にのって体内を循環、さまざまな体細胞にはたらきかける生理活性物質、という。
 よくワカラナイながら〝ホルモン・バランス〟というのがたいせつなことにはナットクがいく。

 古代ギリシャ語由来とされる「ホルモン」の名には「刺激する」の意がこめられているそうだが、それは想像するに、複雑・緻密に構成された生命体をソツなく運営していくための、ごく根源的な〝刺激〟であるらしく。
 重要な役割を演じていることは確かなのだけれども、作用やそのメカニズムなど詳しいことはまだワカッテいない。

 そんなホルモンのひとつに「オキシトシン」がある。
 中枢神経に作用する神経伝達物質

 これを知ったのは、つい昨年、かみさんのすぐ上の姉さんが亡くなる前、癌治療の苦痛を和らげるものとして、だった。
 「痛み」は「ストレス」だから、これを緩和してやることで癒される、効果はみじかいかも知れないが恐怖心を抑え、シアワセな気分をもたらしてくれる。
 やさしく手をあてるだけのマッサージにさえ、オキシトシンを分泌する効果が認められる、とのこと。

 医療では、出産や授乳にまつわる場面で投与されてきている、というから生命にかかわることマチガイなく。
 しかも、このホルモン、なにげない日常の営みで分泌・放出されている、という。
 愛撫や抱擁など肌と肌のふれあいや、セックスによる子宮頸部への刺激よるらしく。
 それで「抱擁ホルモン」とも呼ばれるオキシトシン、良好な対人関係にあると分泌され。
 しかも、このシアワセを周囲に伝え、協調を誘う、ポジティブな性格をもつともいわれる。

 札幌の入院さきを見舞ったおり、かみさんにこのスキンシップ療法をすすめた。
 恋人同士の「ハグ」は、つよく「抱きしめ」るわけだが。
 この場合の「ハグ」は、やさしく「抱きよせ」、手を添えて「撫で」る。
 姉と妹は、ベッドに腰かけた状態でたがいに抱きあい、しばらくの時をすごした。

 ざんねんながら、これができたのは一度きりだった。
 東京と札幌との遠距離では、見舞いもなかなか思うにまかせず、次に訪れたときには姉さんは寝たきりになっており、かみさんはその肩を抱けただけ、そうしてまもなく別れのときがきた。
 だから、オキシトシンがどの程度、かみさんの姉さんに分泌されたかは、知れないのだ、けれども……

 それからというもの、ぼくたちは、このスキンシップ・ハグの抱擁を心がけるようになった。
 ナニかというと抱きあう、そんな習慣のないことに戸惑いながら……

 寒い冬にはほんのり身体の温もりを感じ、酷暑の夏は抱擁した方が涼しいくらいのこともある。
 「グルーミング行為」とも呼ばれるスキンシップ・ハグ、これはつまり、動物たちに見られる毛づくろい行為とおなじことになる。

 いまはお手軽に、「オキシトシン・スプレー」なる商品もあるらしい。
 スキンシップ・ハグもままならない、現代のちぐはぐに孤独な人の世を想う……