どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「核のごみ」最終処分場〝適地〟…国が示した地図/「こちらへどうぞ」お呼びの声がかかるとでも?

-No.1424-
★2017年08月15日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 2350日
★ オリンピックTOKYOまで → 1074日

*72回めの〝終戦の日〟。堪〔こら〕えて、覚悟して迎えたはずなのに、やっぱりじつはぼく、不意を衝かれてしまっていたのでした。この日への想い…お伝えしたいこと…もう少し時間をください*




◆それで?…だから、どうしたいって言うんですか!

 色分けされた列島をざっと見わたして、まず思ったのは(へぇ、そんなにありますかね…よさそなとこが)だった。
 色分けは、「適」から「不適」まで4段階。
 (どうもハジメっから突っ込まれるのを怖れて〝あいまい〟に及び腰の感、言い訳しやすい文言をちりばめ懸命に繕ってある)

 ボクなりに、「適1」=緑、「適2」=薄緑、「不適2」=グレー、「不適1」=黄土色、と解釈してみると。
「適1」=緑
 「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高く、海岸から近いため輸送面でも好ましい」地域。
 <ごく一部>を除くと、海岸部はほとんどが、最終処分場に「好ましい」ことになる。
 ちなみにその<ごく一部>とは、関東・東海の房総半島と伊豆半島、北海道の噴火湾知床半島、南九州の桜島・鹿児島湾岸くらいだ。
 すぐに「津波は?」の疑問がわくが。
 「処分場の建設される地下には津波の影響が及びにくい」から除外の対象にならなかった、という。
 だが、そうだろうか。《11.3.11》F1福島第一原発事故の教訓からして、地上施設が津波でやられてしまえば、地下処分場のコントロールにも支障があるのではないか。
 「ブー」である。

「不適1」=黄土色
 「火山や活断層から近い、地盤が弱いなど好ましくない特性がある」地域。
  要は「適1」の裏返し。この国は火山列島だから、ほとんどの脊梁山脈部と島嶼地域があてはまり、輸送の難しい条件を加えれば「除外」される地域といっていい。
 これはワカりやすいが、地図に色分けされて見ると、率直なところふだん感覚の半分くらいしかなく、地震のときの震度にかなり細かいバラつきがあることなど思うと、にわかに信じがたいものがある。
 これも「ブー」だ。

 あとの2つ。
「適2」=薄緑
 「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い」地域。
「不適2」=グレー 
 「将来、採掘する可能性がある油田やガス田などがあり、好ましくない特性がある」地域。
 これらは、その表現からして、いずれにしても可能性の低い、つまりどちらもほぼ対象外地域といえる。
 
 ……………

 これが、経済産業省、トップクラスの国家公務員さんたちが作成、公表された「高レベル放射性廃棄物(核のごみ)」の〝最終処分場を建設できそうな地域〟を示す地図である。
 ご苦労さまなことだが、これくらいのことなら、国土基本図などの資料を集めて図上に投影させればデキること。
 原発の電力は(やむをえない?)使っても、核のごみ処分場の面倒をみるのはゴメンという大衆に対して、きわめて解決のつく可能性の低いことながら、極力、これ以上の反発をうけないように配慮した結果にはチガイない。

 ぼくが見た東京新聞、掲載の地図には関東地方の拡大図が大きく扱われており。
 いやでも注目すると、見えてくる明らかな事情があった。

 海岸部は、前述のとおり火山地帯の伊豆半島・富士山周辺と、ガス田・油田地帯と火山特性地が混じりあう房総半島とが、まず除外される、と。
 あとにのこる「好ましい特性」の認められる地域は、利根川河口域から茨城県太平洋沿岸にかけてと、もうひとつは三浦半島を中心に広がる神奈川県沿岸平野部地域で、これにはボクの住む町田市も含まれている。
 その奥には関東平野の「適2」火山灰地帯が那須火山帯の「不適1」地域まで広がって……

「たとえばコノヘンなんかもイイですよねぇ」
 念をおされているような気さえする。

 そこで、とりあえず、考えるだけ考えてみた。
 「原子力発電をやめ、核兵器開発もしません」との約束を絶対条件として……のことだが。

 わが住まいする地域の地中深く「高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場」があったら。
 毎朝、寝覚めに見る窓外の、いまは天候のよしあしによる気分のチガイくらいのものであったのが。
 立っている身体の軸の先の先、深いといって足もとに、〝蟠〔わだかま〕る〟得体の知れない現代科学の妖怪を想うと……やっぱりイケナイ……心象風景がフリーズ・アウトだ。

 いえる詫び言ただひとつ。
「ごめんなさい、節電しますから、赦して」