どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「木工教室」のオモシロイところ、ムズカシイところ

-No.1412-
★2017年08月03日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 2338日
★ オリンピックTOKYOまで → 1086日




◆このサイズが欲しい!

 ぼくが講師をつとめる「よみうりカルチャー荻窪」の木工教室は、そんな初歩の人のためにある。
 飾り棚とか、ちょっとした小物や家具、いろいろ欲しいもののなかに、まずなによりも「サイズはこれこれ」と、切実に要求されるものがケッコウ多い。
 大邸宅なら別かも知れない、けれど、かぎられたスペースでは、くふうがいる。

 このスペースに、こんなものが欲しい。
 それが、既製品にはなかなか見つからない、ならばどうする?
 特注の手もあるが、高くつくし、注文どおり思惑どおりにいくともかぎらない。
 ならば、作れるものなら、自分で作ってみようか。 
 創作意欲がわいてくる。

 だから、ぼくの「木工教室」に参加してくれているのは、いまのところ主婦ばかり。
 わが家庭の事情をもっともよく知る立場にある人たち。
 彼女たちの思いは純粋、ただしリクツはぜんぜん不十分。

 そのへんの思惑、諸事情をうまく汲みあげて、達成感へと導く。
 これが、なかなか…オモシロイところでもあるし、ムズカシイところでもある。
 
 「木が好き」なんだけれども、木の性格・性質までは、まだ、ご存知ない。
 いちばん多いのが、華奢な(オシャレな)造りに無理な強度を期待するケース。
 しかし、万が一にも家庭内事故につながってはいけないから、ぼくは強度をしっかりもたせることにつとめる。

 最初は皆さん、構想の段階で不満そうになさる。
 そうして、仕上がってはじめて、なっとくする。

 ぼくの「木工教室」では、はじめに4つから5つの課題をこなしてもらう。
 作図の仕方、木取りの考え方、寸法のもとめ方、ノコギリの切り方、釘の打ち方、ネジの締め方、ほか道具のあれこれ、仕上げの仕方まで。

 もっといろいろあるのだけれども、とりあえずは基本を覚えてもらったら、あとは実作で経験を積んでもらう。
 これからプロを目指す教室ではない。

 参加者の個性もいろいろ。
 技術に興味のある方、欲しいものができれば満足な方。
 仕上げに凝る方、〝てきとう〟に折りあいをつける方。

 上の写真、左は「スライド本棚」で、中の二つの仕切り部分が左右に移動できる、というものだが、ご覧のとおり細かい細工のオモシロみが達成感をくすぐる。

 右は「パソコン台」。家に持ち帰りセッティングしてから写真を撮ってもらったので、わかりにくいかと思うが、コレ、自作の大丈夫なケースに古くなった箪笥の一段3抽斗分を納めたもの。
 あとで必要が生じて、袖板が付け加えられている。
「おかげさまで片つきました、思いどおりになりました」
 ご本人の感想デス。

 このテの造作物が多いのデス。
 月に1度、3時間の教室では、何回かの時間をかけないと仕上りませんから。
 その間の置き場所の確保も、仕上がった作品を運ぶのも、タイヘン。

 これまでに拵えたもの、変わったところでは。
 電気ごたつの天板。
 120cm角、六角縁のテーブル。

 「ロッキングチェア」を作りたいという希望もありましたが、これは教室ではとても無理なことなのでアキラめてもらいました……