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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

年に1度の「トラブル・ハート・チェックポイント」…ぼくにとっての〝心臓破りの丘〟

-No.1328-
★2017年05月11日(木曜日)
★《3.11》フクシマから → 2254日
★ オリンピック東京まで → 1170日




◆ドッキドキ

 ぼくには、1年に1度、潜り抜けなければならない関門がある。
 ただスルリと通り抜けるのとは違う、まさに腰をかがめてオソルおそる「潜り抜ける」感じ。
 この1年を振り返って、次の1年を生き延びられるかどうかをチェックされる。
 ほんまもんのドッキドキ……

 けして、大袈裟なこと、じゃない。
 この関門を難なく通過できれば、また1年、命の”猶予”が許される…そんな実感がある。

 アメリカのクラシックなコース、ボストン・マラソンに名物の「心臓破りの丘」というのがある。
 ぼくは、走ったことはおろか見たこともないのに、子どもの頃から知っている、それほどに名高い。
「ハート・ブレーキング・ヒル」

 ぼくにとって、年に一度の心臓検査は、まさしく、この「ハート・ブレーキング・ヒル」クラス。
 ふだんは心リハ(心臓リハビリ)でお世話になっている、心臓二次予防センターというのは、つまり再発✔(チェック)と予防の関門。
「トラブル・ハート・チェックポイント」

 ぼくの心臓の血管には、2度の施術で3本のステントが入っており、そのうちの1本は「薬剤溶出ステント」という、より高度な(つまり重症用の)もの。
 ステントというのは、硬化した狭心症の血管を広げるために挿入される「ステンレス製の網状の筒」。
 外科手術とは別の内科施術による。

 ぼくのカルテを見ると、その列記された病名、気弱な人なら卒倒しかねない。
  〇労作性狭心症
  〇高血圧症
  〇高脂血症
  〇閉鎖性動脈硬化

 ……………

 ことしも、その時期がきて。
  ・薬剤負荷心筋血流シンチ検査
  ・血液検査
  ・血圧脈波検査
  ・心電図検査
  ・24時間心電図検査
  ・頸部超音波検査
  ・心エコー検査
  ・胸部レントゲン検査

 以上、都合8項目の検査に3日(うち1日は心電図計のとりはずしだけだけれど)。
 それから2週間後に結果診察、いよいよ”関門”のときがくる。

 思えば、昨年は1年の苦労(?)がむくわれ(心がけヨシ)、血圧を下げる服薬1種類が減ったのだったが。
 いいことも、わるいことも、長くはつづかない……
 ことしは、予感的中のイエローカードをつきつけられた。

 最重要の心筋シンチ検査で、心臓の一部に虚血が認められてしまった。
 2年前の検査映像とくらべると違いは明らか…ことしの映像には患部を示す黄色い部分が現れていたのだ。
 「負荷時一過性虚血の可能性」がある、という。「ただし軽症」といわれても、慰めにならない。
 「ニトロペンありますね」と、担当医。

 ニトロペンというのは、急な心臓の発作時に舐めて心血管を広げる舌下錠
 舐めたらすぐに病院に行き、診療を受ける必要がある。
 もちろん、ぼくも、ベッド脇に常備、それと外出時用に携帯もしている。が、さいわいこれまでお世話になったことはなかった。

 ほかに、もともとあった右脚大動脈の硬化部にも血流ブロック波形が現れていた。
 血圧の状態には改善が見られたが、かわりに糖尿と悪玉コレステロールの数値がわるくなっていた……

 トータルして「要注意」、なにか自覚症状があれば診察を、と言われた。
 じつは、こんどの検査から診察にかけての時期、ぼくの体調は下降気味であり、バイオリズムの波も低調の底にあった。
 (ときをあらためて報告するが補聴器の具合もわるくて、説明が聞きとりにくかった)

 そのせいも多分にあったろう。
 担当医の診察よりもはるかに、ぼくのショックは大きくて。
 気分と体調とバイオリズムと、そのすべてをたてなおすのに、さらに2週間の時日が必要だった……

 この言いようのない不安な心もち、少しはおワカリいただけるだろうか。