どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

三浦半島…城ケ島…松輪の海…〝春よ来い〟の小さな旅

-No.1298-
★2017年04月11日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 2224日
★ オリンピック東京まで → 1200日









◆3月15日(水)、春よ来い

 「弥生山」は春の山、春の季語。
 山の木々が芽吹いて生気あふれる頃をいう。
 おなじ弥生でも「弥生尽」になると、春のおわり。

 「三寒四温」は冬の季語、でも春の産声も遠くない。
 なにしろ、むずかしい季節。

 この日は「三寒」の巡りあわせで、雲の低い、ぐずついた空模様。
 小網代の森に、早春賦を訪ねる予定だったのを、やむをえずキャンセル。
 かわりに三浦半島の突端、城ケ島の海を見に行ったのだけれど、そこにも寒風が吼えるばかり、そぞろ歩きもそこそこに退散させられた。

 ……………

 つまずいたら、とりかえす。
 ひさしぶりに、剣崎に近い江奈湾へ、松輪の浜へ。

 松輪といえば、脂ののりよく丸々と「黄金のさば」の別名もある地域ブランド「松輪さば」で有名だが。浜の、漁協直営の地魚料理「松輪」では、いつでも、その日その日の海の幸が供される。

 ここでお昼をいただくと、いうまでもなく体重がふえる。
 けれども自制するのがもったいない、そういうお店。

 秋からが旬の「松輪さば」は、いまは季節が逆で。
 ぼくは、本日おすすめの魚を書きだした黒板、いちばん上にある「メヌケ刺身」を、かみさんは同じ黒板リストから「キンメのみぞれ鍋」を注文。

 車を転がす身ゆえ、刺身で一杯というわけにもいかない、かわりに定食にしてもらう、「ご飯を半分に」してもらっても無駄な抵抗は知れている。

 この季節に「松輪」に寄るのは5年ぶりくらいだろうか、その折にもたしかメヌケの刺身を食べたことを思い出す。

 メヌケという魚は、魚好きなら誰もが「おいしい」とみとめる魚。刺身のほか、煮ても焼いても、粕や味噌に漬けてもいける。
 スズキ目メバル科の底魚で、深い海からあがってくると水圧で目がとびだすところから、この名があるのだった。

 このたびのメヌケも、ぼくの舌をとろけさせ、よろこばせた。
 その、だいご味、本マグロのおおとろの脂を上品に、ややおさえ気味に…とでも言おうか。

 かみさんの「キンメみぞれ鍋」もいい味がでており、ぼくらはたいがい、こうして食べたい二品を分けあっていただく。

 窓ガラスの向こう、浦賀水道をいく船の舳先が大きく波しぶきをあげており……

 満腹して階下に降りると、「Pride Fish」の幟に目を惹かれる。
 「あなたは、まだ、本当の魚の旨さを知らない」と。
 全国漁業協同組合連合会のアピールであった。