どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「ゆりかもめ」でめぐる…①/          2020オリンピック〈湾岸エリア〉

-No.1243-
★2017年02月15日(水曜日)
★《3.11》フクシマから → 2169日
★ オリンピック東京まで → 1255日





◆オリンピック・モードになれないTOKYO

 2月4日、土曜日。
 新橋駅から「ゆりかもめ」に乗った。
 毎年の《11.3.11》東北巡礼のほかは、ここしばらくの間、親族すじにあれこれのことがあったために、身動きがとれず。
 2020東京オリンピックがらみウォッチの方は、やむをえず無沙汰つづきになっており。
 じつに久しぶりの東京散歩だった。

 「ゆりかもめ」あるいは「新交通ゆりかもめ」の愛称をもって迎えられる案内軌条式の鉄道(跨座式モノレール型とは異なるが高い視点はおなじ)、正式名称となると「東京臨海新交通臨海線」となんともヤヤコシイけれど。
 走る車内には運転士も車掌もいない、無人自動運転(自動案内軌条式旅客輸送システム=AGTという)の近未来型は斬新ながら、大地震などの災害時、乗客の避難誘導には不安ものこる。

 ともあれ、新橋-豊洲間の「ゆりかもめ」。
 そのじつの鳥はカモメ科の、表情にちょっとトボけたあじのある水鳥で、古典文学に「都鳥」と書かれているのもこの鳥、と。
 いわれてみればなるほど、白黒ブチの羽毛のチドリ科「ミヤコドリ」なんぞより、ずっと「都鳥」らしく思われ……

 その高い視点からは、すぐに、臨海地区の潤いある風景が窓外に広がる。
 日の出駅からは、ほぼ正面に、選手村のできる晴海の客船ターミナル建物が見えた。
 …が、運河を挟んで隣り合う豊洲の、豊洲市場予定地の建物は”こじれた問題”のせいか、ボクの視界に判然とはしなかった。

 芝浦ふ頭駅をすぎ、軌条はループを描いてレインボーブリッジへ。
 折からの土曜日、子連れ家族が左右の景色に声を上げる。
 眼下には、そのレインボー-ブリッジを歩いて渡る人たちの姿。
 そうして、お台場海浜公園駅前の広場には、なにかのイベントがあるらしい人の列がつづいていた。

 これはっ!
 オリンピックのときには、とてつもない大混雑になるだろうこと、疑う余地なく。

 おなじ臨海部をつないで走る交通機関としては、もうひとつ新木場―大崎間「りんかい線」の名で呼ばれる東京臨海高速鉄道があり、名称も紛らわしく似ているうえに、おなじ第三セクター路線。
 とはいえ、「りんかい線」は大半が地下鉄であるのに対して、「ゆりかもめ」はその名のとおりの空中散歩型だし、沿線には見どころ施設も目白押し。東京タワーも、東京スカイツリーも、東京ゲートブリッジも見える。混雑の度合いも明らかに段がチガウことだろう。

 有明テニスの森駅
 駅前の空き地、赤茶けた土の低いマウンドが2020オリンピック、テニス会場建設のときを待っていたが……

 いまだに、なんやかやと拗〔こじ〕れた事情がほぐれない、運営組織上のことがあるせいか、たかまる期待感にはほど遠い、〈鬱な〉というか〈倦怠期〉みたいなアンニュイ感がただよって仕方ない。
 なんとかならんか。