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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

スルメイカが食卓から消えた…今シーズン

気象・環境・自然・動植物 生活・食べる・飲む周辺

-No.1237-
★2017年02月09日(木曜日)
★《3.11》フクシマから → 2163日
★ オリンピック東京まで → 1261日

*東京では、この冬4回目という降雪。町田では、今シーズン2度目の雪、昼ころからチラチラ散らつく…が、積もることはないだろう。ということは春の訪れまでに、もう一降り、積もる雪降りがありそうな…*



◆漁獲量は最低水準を更新

 魚屋さんの店頭からスルメイカが姿を隠してひさしい。
 もとよりこれはイカだけの問題ではなく、水産漁獲おしなべての減産減少傾向、それも将来にむけてかなり深刻なのだけれど。

 世界的に、ヘルシー食材・水産資源への人気が高まったこともあり。
 もはや「魚好き」は日本民族ほかの少数にかぎったことじゃない。
 漁場はほとんど、はげしい資源の奪い合い状態といっていい。

 そんななかスルメイカの場合は、08年頃から減少傾向がはじまり、14年頃からは年々、階段下がりの状況がつづいて。
 1月末に道南での漁期が終わると、ついに今季は最低水準を更新することが確実になった、という。

 ぼくの記憶するかぎりでも、1杯500円の店頭価格にビックリ、思わず知らず目をそむけたことさえあった。
 繊切り細づくりの刺身「いかそうめん」を小鉢から啜りこむ食し方など、もはや夢のまた夢になりそうな気がする。

 一昨年の秋、津軽海峡のイカ漁の町(渡島)福島に住む義兄が亡くなったことも、ぼくには痛手で、スルメイカとの縁も一気に遠退いた感がある。
 獲れたてを刺身にしたのを冷凍保存、解凍してそのまま直ぐに味わえるイカ刺しの愉しみまで昇天してしまった。

 もっとも、それで、魚好きでことさら刺身に目のないボクがどうにも困り果てたかというと、そうでもない。
 しかるべき店に足しげく通い、丹念に店頭に見ていれば〈いいもの〉が見つかるから、まぁ、いまのところなんとかはなっているのだけれど……
 一抹の不安がないではない。

 イカ類を「1杯、2杯」と、市場や店頭などでは数える(漁場や水族館で生きた状態では1匹、2匹と呼ぶことも)。
 その起源、『数え方の辞典』(飯田朝子著、小学館)によると、イカの胴体部分が、液体など入れやすい円筒の「杯」型をしているからだ、というので「ふむ、なるほど」とナットクだったが。

 「杯」に入る酒類も、高品質指向のこのごろは高価になるばかりだし。
 「肴」のイカまでが高級品になってしまっては、呑兵衛の懐は窮屈になるばかりじゃ……あぁ……