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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

横綱稀勢の里…3代目若乃花以来19年ぶり/   日本出身力士の昇進だ

-No.1235-
★2017年02月07日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 2161日
★ オリンピック東京まで → 1263日



◆土俵入りは雲竜型

 大相撲初場所で、大関稀勢の里が悲願の初優勝。
 横綱審議委員会が満場一致で横綱推挙を決定。
 これで、稀勢の里横綱昇進はまちがいなくなり。
 25日、日本相撲協会の理事会でも文句なし、昇進決定。

 ぼくも、おおかたの相撲ファンと同じく、日本人力士の横綱誕生を待ち望んでいた一人で。
 もちろん稀勢の里が、その筆頭候補であったのだ、けれども。
 ここはゴメンナサイと、さきに謝っておきます。
「この人もついに大関までか…」
 と、ほとんどアキラメかけたことがあったのだ。

 横綱には、実力にともなう人気のほかに、もうひとつ〈らしさ〉という裏うちが要る。
 稀勢の里には、ざんねん、それが感じられなかった。
 大関までだった、かつて人気のお相撲さんたちを想い出し……

 しかし、おかしな言い方かも知れないが「名大関」もいいじゃないか、というのがボクの相撲感だった。
 横綱があって、大関がある。たれもが横綱になりたいわけだが、そうもいかない。
 本人もまわりも口惜しかろうが、それが、なんとも説明のしようのない〈ぶん〉というヤツらしい。

 そう思っていた、稀勢の里関についても。
 それが……
 ちょうど1年前の初場所
 おなじ大関琴奨菊が、先を越して初優勝の栄誉に輝いた。
 その場所の終盤から楽日、稀勢の里が見せた口惜し(悔し)さが半端じゃなかった、のにびっくり。もじどおり目の色がキビシくかわっていた。
 ボクは、かみさんに「稀勢の里が化けるかもよ」といった。

 それからも、〈らしくない〉とりこぼしはあった、けれど。
 腰が浮いたり泳いだりというようなところは、だんだんに少なくなって、ついに去年は年間最多勝をものにした。

 これはイケルかな…の今場所だった。
 ライバルの琴奨菊には9日目に敗れたが。
 立ち塞がる壁の白鳳には千秋楽に、これまでの鬱憤を晴らしての優勝。

 インタビューの受け答えが、生真面目でよかった、が。
 (千秋)楽の一番で見せた涙は…の問いに、「見間違いじゃないですか」には意地が素顔をのぞかせた。
 その意気でいけ、頑張りすぎるな。

 おなじ場所で、稀勢の里に起死回生の開き直りチャンスをもたらした琴奨菊が、二場所連続の負け越しで大関陥落。
 結果は皮肉なものになったが、この人も怪我をふくめて〈らしさ〉が、いまのところ感じられない。
 ”琴バウアー”スピリット・パフォーマンスを活かしての再起に期待したい。

 「負けて終わりじゃない、辞めたら終わり」
 そのとおりだ。