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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「寛容と傲慢」のアメリカからトランプ大統領によって「寛容」が抜け落ちる

文化・社会・観賞・読書・思想

-No.1219-
★2017年01月22日(日曜日)
★《3.11》フクシマから → 2145日
★ オリンピック東京まで → 1279日



◆大統領オバマの8年がおわった

 2008年、民主党全国大会での大統領初演説から、2017年1月10日の退任演説まで、オバマの演説はまことに聞きごたえがよかった。
 アメリカという、(歴史的にはとうぜんだろう)やや翳りの見えはじめた超大国とその国民に、「チェンジ」という言葉で変革を訴え。
 それは、超大国ゆえにこれまでもちつづけてきた「傲慢」と「寛容」二つの精神のありかたを、これからは「傲慢」から「寛容」へ、おそれずにシフトさせていこうということだった。

 その8年を「イエス・ウィ・ディド(われわれは成し遂げた)」、「イエス・ウィ・キャン(われわれにはできる)」でしめくくった。
 彼の8年間は、大統領としてけっして成功とはいえなかっただろう…けれども、「寛容」がのぞましい方向性だということは指し示せたといっていい。
 オバマは「感謝」も忘れることなく、演説の修辞もみごとだった。

 1月19日に、大統領トランプが就任した。
 オバマとは対極に位置するトランプは、「傲慢」を前面におしたてる。
 それは、ざんねんながらオバマの8年がもたらした「チェンジ」でもある。

 よくよく考えてみれば、オバマの8年間に耐えきれなくなった人の層が厚くなったうえに、「どちらともいえない」中間の人々の「寛容」に飽きた層が積み重なってしまったのだから、こんどの結果にやむをえない点もある。
 トランプの、きわめてエゴイスティックな「アメリカ第一主義」は問題だらけだけれど、これも世の流れ、過剰に反応して氾濫を誘うことのないように、冷静な大人の対応をとっていくことが、たいせつなのではないか。
 
 トランプの4年(それ以上ながくはナイいまのままなら…)を試練として耐えよう。
 アメリカの「寛容」人たち。
 世界じゅうの「関心」人たち。

 さて、大統領トランプの時代……

 ひとつ心配なのは、トランプ現象みたいなガスの噴き出し口が、地球上のあちこちに見られること。
 指導的な立場にある者が〈浮薄〉にすぎる、こまったことだと思って……

 ふりかえってニッポンという国を看たら、「ミスター・アベ」もその性質〔たち〕、トランプ氏に似る。
 およしな。
 〈傲慢〉というか〈倨傲〉で、その手法〈強引〉、駄々っ子のごとき振る舞いも…似ている。
 野党民主党の政権時代の批判を臆面もなくくりかえす姿に、品格のかけらもないのは情けないが。
 これなんかもトランプ氏の我利我利主義に似る。

 似た者どうしが、愛おしみあうのか、厭いあうのか、目がはなせない。