どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

十勝上士幌「ちょこっと暮らし」で考えたこと/  直後…帰途、太平洋上のフェリーで

-No.1204-
★2017年01月07日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 2130日
★ オリンピック東京まで → 1294日






◆11月14日(月)、サンフラワーふらの

 帰路のフェリーは苫小牧18:45発、大洗(翌日)14:00着の夕方便。
 すっかり暗くなっての出港は、またひとつ旅をおえて、というより、この1年を振り返ると感無量の想い。
 (時期はまだ早い…が、ぼくたちにとってこの1年はホントに、思うことが多すぎた)

 ビールを、コップにひとつ呷っただけで、気をきかせて酔いが前に出た。
 (いいんでないかぃ、考えるのは帰って、ゆっくりで…)
 たしかに、それはそうなので。

 〈じぶんたちにとっての移住〉を考えるうえでのキーワードはナニかを。
 語りあっておくことに。

 結果……
 ベッドで眠りこけるまでに、あがったキーワードは3つ。
1、旅人
2、連れ合い
3、くるま(車)
 あとは、考えだしたときに補足できるだろう。

 ……………

◆11月15日(火)、福島浜通り沖洋上

 翌日。
 空は晴れても、風は凍る。

 甲板に出てみたとき、遠望する沿岸に、明らかに際だって目だつ白い建屋。
 原子炉の数からして、福島第二原発にちがいない。

 しばらくすると、こんどは洋上にぽつぽつと、黄色の土台に白い風車をのせたものが現出。
 場所は、楢葉町の沖合20kmほど、という。
 海底ケーブルで陸地まで電力を送る。
 これが洋上風力発電、正式には「福島浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」の姿だ。

 経産省の委託事業として始まったこの洋上風力発電は、「実証研究」の名のとおり、これから安全性・信頼性・経済性を確かめ、将来は世界初の浮体式洋上風力発電所の実用化を目指すというもの。

 2013年にまず2MW(メガワット)の風車が設置され、それから増設されて今夏までに7MWが1基、5MWが1基の計3基。いちばん大きな7MWの風車は直径167mで中心部の海面からの高さ105mというが、離れた船上からはそんな大規模には見えなかった。

 このプロジェクト、じつは《11.3.11》からの復興にむけ、福島県再生可能エネルギーの供給基地に発展させようという…原発事故の尻拭いに恩着せがましい感もあるのだけれど。
 ともあれ、エネルギー資源をいずれにもとめ、どう利用していくかは、地球人としてゆるがせにできない課題だ。
  
 ぼくたちは、十勝の寒さ厳しい冬を想い、上士幌町の「ちょこっと暮らし体験」モデルハウスであじわったオール電化、床暖のありがたさ、そのかわり高くつく費用のことなど、あれこれを考えながら洋上の風車を見送ったのだった……