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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

十勝・上士幌町「ちょこっと暮らし体験」リポート-滞在1日目-/〝晩秋〟じゃないぜ、こりゃもう〝初冬〟じゃ!

旅・散歩・遊ぶ

-No.1181-
★2016年12月15日(木曜日)
★《3.11》フクシマから → 2107日
★ オリンピック東京まで → 1317日










◆11月3日(木)、文化の日熱気球の歓迎飛行!

 6時半に目が醒め、リビングの床まで大きなガラス窓から、薄雪の山脈を眺めて「いいネ!」胸ふくらむ想い。
 ぼくは、こよなく海を愛する者だが、高い山嶺の連なりも大好きだった。
 目の前は、冬枯れの耕作地か牧草地だったので、ほとんど遮るものがない。
 これで、背後に海があったらサイコーなのだけれど…と、つい欲がでる。

 山の名を地図で調べてみようかと思って、ふと、もういちど窓の外に目をやったら。なんと、
 熱気球がいる!
 モデルハウスのすぐ上空に浮いており、黄色とオレンジだんだら模様の気球に「上士幌高校」と読める。

 その上士幌高校なら、たしかモデルハウスのお隣りにある…はずだった。
 きょうは文化の日、きっと祝日を利してのテスト飛行といったところだろうが、このグッタイミン、勝手に歓迎の挨拶いただいたものと受けとることに。

 ここ上士幌町というところ、大農場と大牧場が広がる十勝平原の大地だが、いっぽう熱気球の大会「バルーンフェスティバル」でも全国に知られる。
 それじたい珍しい熱気球部のある上士幌高校では、パイロット免許の取得もできると聞いていた。

 それにしても冷える。
 昨夜、さんざん苦労させられた暖房や、電源、照明関係などの再確認。
 ほかの季節だったら探検気分かも知れないけれど、見知らぬ住まいの肌寒さはこたえる。

 そんなこんなで、朝の食卓、8時すぎ。
 視界から薄雪の山脈が隠れたと思ったら、ヤッパリ、雪が散らつきはじめる。
 「重そうな、ぼたん雪ね」
 「こりゃ、積もりそうだな」
 見る間に、目の前の一面が白く装われていく……

 このまま根雪になりそうな気がする。
 ”晩秋の十勝”体験のつもりが、”ひと足はやい雪景色”体験!
 これも歓迎の挨拶と受けとめる。

 さて、初日。
 ご近所に挨拶のあと。
 まずは、頭のなかに町の地図を描きこみに、車で出かける。

 来る道は「真っつぐ」でも、町なかの路地はクモの巣のよう、といってよく。
「〇〇を右に曲がると〇〇」
「この信号の、向こうが〇〇、こっちが〇〇」
 目印のポイント、ひとつずつ脳裡に刷りこみながら。
 何軒かの商店で買い物がてら、”町の声”をいただく。

 交番のお巡りさんもふくめ、そうじて人あたりのよい、穏やかな気性の土地柄に思えた。
 「土地柄」という要素は、「移住」にあたっては最重要で、これはどうやら◎。

 話題の大半が空模様で。
「やぁ、びっくりしたもねぇ、いつもより、ひと月は早いっしょ」
「ここは寒いけど、雪の少ないとこだったのにネ、気のどくだワ」
 みなさん、いちように同情してくださる。

 昼は、コンシェルジュ情報お薦めの一軒で、名物の「豚丼
 スライスした豚肉のタレで焼いたのを丼ぶりにしたもので、なるほど美味い。
 風景は圧倒的に牛の世界だけれど、庶民ふだんの親しみは「ぶー豚〔とん〕」ということであろう。

 むかし、田舎町で昼飯処といったら「一膳めし屋」か「蕎麦屋」くらいのものだったが、いまや和洋中ほかなんでも揃う贅沢ぶり、味わいも都会とあまりかわらない。
 滞在中、昼は外食ときめ、あとはボリュームに気をつける、これはまちがいなく「てんこ盛り」だから。

 ちょこまか、一日、走りまわって、気分は町に溶けこみ。
 「ふれあいプラザ」入浴でしめくくる。
 もういまどきは「全国にナイところはナイ」ほどに盛況の、公共の日帰り入浴施設。
 ひろびろ、ゆったりお風呂。
 こればかりは、世界に誇っていいニッポンの庶民文化だと、あらためて想う。

 さて、雪だが……
 はじめは積もるかに見えたけれども、ちらちら粉雪にかわり、夕方には霙から雨になった。
 モデルハウス前で測ったところでは積雪2cm、町内東大雪のぬかびら源泉郷では13cmとのことだった。

 この「生活体験モニター」では、参加者の日記による実感報告がもとめられている。
 きょうの日記、要望・相談ごとの欄に、ぼくは次のように記した。
【望みたい設備】として
 ①温度&乾湿計
 ②加湿器
 ③体重計

 ①は、この十勝の場合にはほとんど、冬場の室内温度と乾燥の程度を知るためで。
 ②は、乾燥がすぎると、風邪や呼吸器官への悪影響が心配されるから。滞在中、体調よくすごせたかどうかは、移住の決め手にも直結する。
 ③は、いうまでもなくピュアな空気で食べものが旨いから、太りすぎをふせいでもらうため、つまり健康のため。いうまでもなく、これも移住意識に大きな影響をおよぼす。