どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

《11.3.11》2016夏の巡礼-7日目-大槌町①/  復興にむけての槌音の大きさには市町村差が大きい

-No.1135-
★2016年10月30日(日曜日)
★《3.11》フクシマから → 2061日
★ オリンピック東京まで → 1363日




◆9月3日朝、鵜住居

 箱崎半島の根浜海岸から、鵜住居市街に出る。
 南三陸陸前高田の市街地にくらべれば規模は小さいけれど、旧JR山田線「鵜住居」駅前を中心に、大槌湾の海を目の前に広がる町。

 《11.3.11》の大津波で、ほとんど潰滅といっていい大きな被害を被った痕、数年は、砂埃の舞うなかに慰霊堂がただひとつある風景だったのが…。
 いまは、復興の槌音たかく、まずは公共施設の工事が先陣をきっており。
 なかでも一段上がった段丘上に、学校群の建物がまぶしく朝日を浴びているのが、印象的だった。





大槌町、城山

 トンネルを潜って、大槌町に入る。

 あの日から1ヶ月後の4月11日。人命救助の妨げにならないよう…待ちに待って出かけたボランティア活動というか、ともかくもまずは、できるかぎりの救援物資を車載して、駆けつけた大槌高校。
 みずからも被災した高校生たちが率先、避難所の運営にあたっているところへ届けたのがはじまりだった。

 あれから5年、かぞえて16度、かよいつづけた巡礼のたびに、かかさず訪れた町。
 大槌湾の浜を見下ろす城山が、定点ウォッチ・ポイント。

 正直な印象を述べるなら……
 この町は、おそらくは遠慮がちな住民の気質と、小さな町の財政と…などなどの諸事情、複合してのことと思われるが。
 他の沿岸被災地のくらべると、瓦礫撤去の段階からしてすでに、遅れがちに歩み。
 復興事業の進捗ぶりを見ても、ざんねんながらやはり、立ちおくれが目だつけれども……

 城山から見つめつづけてきた市街地の、景観にようやくおちつきが見られ。
 それは、瓦礫撤去痕の”茫”ととりとめなかったなかに、土地区画の筋目がくっきり見えはじめたからであろう、と思われる。
 なにしろ、大槌はこれから、なのであった。