-No.1098-
★2016年09月23日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 2024日
★ オリンピック東京まで → 1400日
*2020TOKYOまで、あと1400日になった*
◆放射能汚染は公害でアル
…とボクは、ごく自然体にそう思っていたのだが、迂闊であった。
放射能汚染は、じつはまだ公害に認定されてはいない、のだと。
そういえば、そうであった…。
なぜなら、罰則のある法律が制定されていない、のだと。
なるほど、そうであった…。
現行法では、罰則規定はおろか規制基準もない、たしかに。
法整備されないままでは、放射能の被害は防げない。
ならば、その法整備をしようではないか、という動きがようやく始まった。
札幌発の市民運動。
発端は2011年11月、「放射能汚染防止法」を制定する札幌市民の会、設立。
運動の広がりをうけて。
この6月には、札幌市議会が法整備を求める意見書を可決。
さらに、周辺の江別、北広島、石狩、小樽、道内4市議会でも可決。
どうして、こういうことになるのか。
●「環境基本法」が定める汚染物質からは放射性物質が除外されている。
さらには同法のもとの
●「大気汚染防止法」や「水質汚染防止法」にも、放射性物質の規定がない。
その後、12年には「環境基本法」、13年には「大気汚染防止法」および「水質汚濁防止法」の改正があったものの…
●義務付けられたのは、放射性物質の監視、漏出時の公表のみ。
いまだに、規制基準も罰則規定もない。
意図的に回避されているのではないか…と疑われてもやむをえないようなことがあるのダ。
なんで、こうなるのか。
この状態でいくと、たとえば、
●水産加工業者が汚染基準を超えた水を海に漏らせば罰せられるが。
●東電が放射能汚染水を海に流しても罰せられない。
なんで、なんで、なんで……
どうして、どうして、どうして……
まさか、「現状は原発やむなし」とする人たちだって、このような事態を、まさか、容認するとは思えない。
放っとくと、なにをしでかすかワカラナイばかりか、ごくアタリマエのことさえしてくれないのでは、面倒でも監視するしかない世のなか。
ほんとに、ほんとうに情けない。