どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

〈忘れ潮〉の沖縄紀行2016…石垣島③/    「カンムリワシ」のチャンピオン具志堅用高

-No.1025-
★2016年07月12日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1951日
★ オリンピック東京まで → 1473日








◆離島ツアーの幕引き

 6月6日、長かった南の離島めぐりの一日も、ようやく陽が西に傾いた。
 (旅にあるときボクは、移動の乗りもののなかでも滅多に眠らない、イヤ、じつは眠れない)
 朝、ほぼ同時刻にでかけたさかざまなツアーの船便が、帰着時刻もまた似たようなものになるからであろう。
 何隻かの舟艇と石垣港外で一緒になった。
 (こういうオモシロさが見逃せないからだ…)

 朝のスタート風景を見たときに、ぼくは「(北の海の)コンブ漁みたいだ」と思った。
 きめられた時刻に一斉に、数多の漁舟群が運動会みたいにスタートダッシュ競って港を出て行く、覇気やヨシ。
 そうしてコンブ漁の場合は、早く一杯にコンブを収穫した舟から帰港してくるのだが、同じような力量の漁師が多いと見え、帰港もやっぱり競争にならざるをえないのだったが。
 南の離島ツアー船の、出港・帰港風景にも似たところのあるのが、少しおかしかった。

 石垣港離島ターミナルの、岸壁にボクシング・チャンピオンのブロンズ像が両手を挙げていた。
 (朝、出かけるときには気づかなかった)
 勝利のポーズとっているのは、石垣島出身のプロボクシング・元WBA世界ライトフライ級チャンピオン具志堅用高
 現在は、アフロヘア―と口髭でおなじみ、不思議なおかしみのある異色のタレント。
 1970年代後半から80年代はじめにかけて、世界王座6連続KO防衛を含む13度の防衛を果たし、24戦23勝(15KO)1敗という圧倒的な戦績をのこした男である。

 その具志堅がチャンピオンになった試合のあと、「自分はカンムリワシになりたい」と語ったところから、以後カンムリワシのリングネームでも呼ばれることになったのを、ぼくもよく覚えている。
 その、カンムリワシ

 後頭部に白い羽毛の混じる冠羽のあるのが特徴の、暖地性の猛禽類を、きょう西表島で、つづけて2度も目撃していた。
 それだけのことだったら、あるいはすぐに忘れていたかも知れないが。
 ツアー・バスの運転手さんが具志堅用高の大のファンで、あれこれのエピソードを添えて語ってくれたのが記憶にのこった。

 なかでも……
「彼がチャンピオンになって連戦連勝の勢いにあったとき、じつは、石垣島にはまだ、その試合の模様を映し出すテレビ放送がなかったんデス、東京の会場の熱気も昂奮も、わたしらには無縁でした、具志堅さんだってあの頃は、外国で闘っているようなものだったんですヨ」
 ガイド口調の淡々とした話しぶりが、かえって真実の味わいをコク深いものにした……

 ホテルに帰ると、ロビーで島唄のライブがはじまっており。
 立ち見客の姿がエレベーターホールにまであふれていた。

 ……………

 5日に行われてた沖縄県議会議員選挙、投開票の結果は。
 翁長知事の与党が勝利、多数の議席を維持した。