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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

〈忘れ潮〉の沖縄紀行2016…石垣島 ①/    青系の色見本帳、ここからここまで

-No.1013-
★2016年06月30日(木曜日)
★《3.11》フクシマから → 1939日
★ オリンピック東京まで → 1485日





◆3時間もあれば…

 那覇空港で、待機30分。
 乗り継いで、石垣島へ1時間。
 朝、東京(羽田)にいた自身が、昼には八重山にいることが、なんとまぁ雲の彼方…なことか。

 蕎麦好きが、八重山そばに異郷味をあじわって、レンタカー・オフィスへ。
 (旅人でアルことを忘れ)ふとリゾート気分に憧れたぼく、じつは、はじめ、ここはタクシーでホテルへ直行のつもりでいた、のだけれど。

 旅程づくりをサポートしてくれた旅行社の人から、レンタカーをすすめられた。
 格安になるし、行動の自由はなにより魅力…と。
 (ついつい、その気になった旅人のボクがいた)

 昨年の〈戦後70〉巡礼から、沖縄の旅の段どりにかぎっては、かみさんがシテ、ぼくがワキになっていた。
 旅人であるかぎり、旅程づくりからおろそかにできない、心がけでありつづけて、ずっと来たのダ。
 (こんなことがあったってイイんじゃないか…)正直、そんな気分もあった。

 そのくせ、旅程うちあわせの席に、なにげなく居合わせてしまった…ユダン
 見透かされたように、レンタカー社員のそつない誘導。
「グルッとひとめぐりなら3時間もあれば。天気も、明日はくずれそうな気がしますし、石垣島らしさを今日のうちにどうぞ」
 送りだされるころには、ホテル直行の気はすでになくなっていた。
 どのみち行くさきは知れている、半島や島の交通は気楽でもあった。






サンゴ礁を映すブルーの海

 石垣空港をあとに東海岸を北上。
 最南の国道390号は、間欠的な車の往来、昼下がりの農道とかわらない。
 アクセルを意識しないと眠気を誘われそうで、サトウキビ畑の向こうを見はるかす瞳がブルーに染みる。
 こんな楽園でスピード違反チケットなんぞ…トンデモ…ハップン…。

 玉取崎展望台。
 サンゴ礁にふちどられた南の海の、沖は濃い藍染めブルー、岸寄りは緑がかったギヤマンブルー。
 一望のもとにある北部の海景が、天の空色と滴る緑樹の色とをかわるがわる吸っている……
 ここのハイビスカスには季節がない、そうな。



 伊原間で国道390号が途切れ。
 おかまいなしの天と海のはざま道を、海風に吹かれるままの北端、平久保崎まで。
 こういう、いっそひらきなおれるところでは、青(シアン)系の色見本帳ひらいて「ここからここまで」と叫びたい。
 展望園地にベビーカーの母子を見かけて、なぜかほっとする。
 ここでは、刷毛色がかった風に、かすかに雨のにおいもまじった。