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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「座り男子」が殖え、「男性小用便器」が消える日/男性用トイレの前に長い行列…なんて日が来るのか…

-No.0955-
★2016年05月03日(火曜日、憲法記念日
★《3.11》フクシマから → 1881日
★ オリンピック東京まで → 1543日




◆不格好には違いない「立ち小便」

 自宅では、「座り男子」を心がけているボク。
 しかし、外出先で小用のときは、気が急かれるようでつい”朝顔”便器の方へ行ってしまう。

 中日本高速道路名古屋市)が、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の男性トイレ改革にのりだした、という。
 つまり、これまで優位を占めてきた「立ち小便器」にかわって、個室タイプの「座り便器」のスペースをふやすわけだ。
 つまり、それだけ「座り男子」がふえてきている。

 それも、たんなる印象によるのではない、同社が長年収集してきたトイレ利用状況のビッグデータ、膨大な情報の分析から、男性用個室トイレのニーズが高まっていることがはっきりしたのだ、という。
 個室タイプには扉にセンサーを、立ち小便器には洗浄用人感センサーを付け、管内3000個ほどの便器から得た情報だそうな。

 具体的にいうと、男性の〈個室利用者〉が増え、〈滞在時間〉も長くなった、と。
 (幼児の面倒をみるお父さんが多くなったのか…用足し以外の目的、たとえば読書とか”考える人”だったりとか、だろうか)
 ボクには、そんな想像しかできなかったのだけれども…なんでぇ、スマートフォン使ってるんだってさ。なるほどネ!

 たとえば新東名高速道路駿河湾沼津SAでは個室の使用割合が、直近で16%から18%に増えている、という。

 この傾向は、衛生陶器メーカー大手TOTOのアンケート結果でも明らかだった…ということは、ぼくもすでに聞いていた。
 調査内容は、洋式便器に座って小用をする男性の割合は33.4%(2009年)で、これは5年前からくらべると10ポイント増という。
 ただし、こちらはもっぱら家庭内トイレの話しだった。
 
 理由でもっとも多かったのは、立ち小便の場合「尿が飛び散る」のがよくないとの指摘が多く、これは、その結果「掃除がたいへんで困る」という主婦の迷惑になるからである。
 男性軍は、男の子もふくめて、この苦情には勝てず、いまや家のトイレで男性の「座り派」は増える傾向にある。
 (これはもうずいぶん以前からあったトイレ事情だが、男社会の日本では、男が座り小便なんて情けないとか、立ち小便でなけりゃ気分まで萎〔しぼ〕んじまうとかいう男どもが多かった……)

 中日本高速道路では、ことし2月に開業したばかりの新東名、岡崎SAの男性用個室トイレの数を従来の1.6倍にしたという。
 この基準改定は、東日本高速でも同様とのこと。
 これからは、男子トイレも、女子トイレとおなじようになっていくのか。

 ぼくは、もう20年ばかり前のことになるが、建築関係の新聞社が企画した「これからの住まいを考える」座談会に出席したことがあり。
 そのとき、出席者の間でもっとも熱のこもった話題が、トイレであり、浴室であったことを想いだす。
 女性の出席者からは、男性の「立ち小便器」使用状況が、どれだけ無様で、乱暴で不埒で、不潔で鼻もちならないかを、キビシく追求された。
 (その後、じっくりと男性用立ち小便器の使用風景を眺めてみたたら、ナルホドなっとくコトバもなく……)
 しかし、つづいて男性の設計屋さんから「女性用小便器」の話題が提供されると、とたんに女性群はおとなしくなってしまったこと、などもナゼか可笑しくて忘れられない覚えがある。

 さて、それはさておき。
 
 ……となると心配なのは、「男性用個室トイレ」の数が間にあうのか、である。
 ウィークエンドや行楽シーズン中のトイレで、女性用のほうにはいつも長い行列ができるのを横目にしてきた、われら男性。
 あの〈気の毒な状況〉がわれらにもか…となると、にわかに心細さがつのってくるのダ。