どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

東電にはメルトダウンを判断するマニュアルがあり/社員もそれを知っていてワカラナイと言い逃れた…

-No.0948-
★2016年04月26日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1874日
★ オリンピック東京まで → 1550日




◆会社と人(個人)は別…であるけれど

 外人がよく、おおげさな身振りで、両脇に手の平を上向かせたポーズで、ピクンと肩を揺り上げ、首をすくませて見せる。
 「お手上げ」とか「どうなっちゃってるのコレ」、あるいは「やってられないよ」といった意思表示。

 ふだんはボクなど、とても恥ずかしくてマネできないことだが。
 ときたまには、こんなポーズとることができたら、どんなに気もちがいいだろう…と思うことがある。
 逆にフ…と、他人に陰でこんなポーズをとられてはいまいか、コワくなることもある。

 あるとき……
 ゴキゲンで仕事の話しをしていた社長さんと、そのトリマキ氏。
 つい調子にのって、鼻もちならない傲慢さが口からこぼれ出てしまう、口癖というやつで。
 トリマキ氏が、それをまた、見え透いた慇懃無礼の極致で、平然と見すごす。
 (こりゃダメだ、どうしようもない)という図。
 想いだしても虫酸がはしる。

 そんな場面が、テレビに映った。
 番組の名も覚えてはいない、それほどに頭が眩んだ。

 社員の意識を変えさせよう…とする試みの研修会かなにか。
 集まっているのは、中堅から上と思しき面々、ちょっと古い”企業戦士”イメージの。

 なにかのコンサルタントに違いない人物が、声を上げて問う。
「あなたが、いちばん気にかけなければならない相手は、誰ですか?」
 指名された一人が、不意をくらったという風情で、ちょっと考えてから。
「社長……デス」
 同じテーブルの人々も迷ったふうで、だれ一人ピンとはきていない。

 コンサルタントが、引きだしたかった応えは、いうまでもない。
「お客さまです」
 そんな目的は最初から知れている会合で、間違える人なんかナイ問題に、人なみすぐれた頭をもっているはずの、いい歳をしたおじさんたちが、噴飯ものの、後でそんな場面の記録映像見せられたら死にたくなったろうことに、バカみたいにコロリと、いつもの無意識意識がこぼれ出てしまった、という奴。
 こりゃダメだ。

 東京電力の、研修会風景である。
 ほんとうは、いちばん見られたくないに違いない場面が、甘い脇からポロリとこぼれる。
 末期症状といっていい。

 原発爆発後の記者会見で、東電の現場広報担当者が「メルトダウンではないか?」の質問に、平然と回答していたのを想いだす。
「お答えできるだけの資料をもちあわせていませんので、わからないとしか言いようがありませんが…それがメルトダウンだというのであれば、あるいはそうかも知れません」
 それから5年も経ってから、「社内にメルトダウンを判断するマニュアルがあった」ことが発覚、社員もそれを知っていたことが明らかになった。
 〈言い逃れ〉と〈隠蔽体質〉を指摘されつづけてきた”国営企業”傲慢体質の東電、こりゃダメだ、とても自分じゃ立ち直れない。

 ぼくは、自身のつたない体験ではあるが。
 「会社と人(個人)は別、会社で人は理解できないし、人で会社を判断できない」と思っている。

 しかし……
 その範囲を超える、つまり、会社と人それぞれの区別がつかなくなってしまう癒着状態になってしまうと。もう、
「どうにもなりません」

 「もんじゅ」の日本原子力研究開発機構と同じで、東電も会社ぐるみ総取っ替えしなけりゃ、ね。
 きっと、またそのうちに「オール電化」なんて戯言をいいはじめるにきまってます。