どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

熊本地震で明らかになった「直下型」の怖さ/   「首都」直下型だったら…天からアキラメますか…

-No.0944-
★2016年04月22日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 1870日
★ オリンピック東京まで → 1554日




 (続)報道を通じて知り得たことから、気づいたことを、〈すきま風ふう〉ながら……
 

◆ぐちゃぐちゃパズル

 まず、このたびの熊本地震
 目には見えない地下の様子”地震の巣”周辺を想像するに……
 ズレて壊れた断層の破片、(それは地球規模のデカブツだけれど)それぞれが〈納まり所〉をもとめて〈地震動〉を繰り返しながら。
 なお、いまだに、納まりきらずに〈押し合い圧し合い〉動揺しつづけ、(中央構造線とやらいう)地脈を通じて範囲を広げつつ、なんとか〈パズルの枠組〉におさまろうと足掻いている。
 まぁ、正確ではないにしても、そんなところにチガイなかろう。

◆もし首都直下型だったら……

 どうなるか。
 多くの方が、想像をめぐらして、ゾッと寒気がして、それっきり。
 コワイからそれ以上は、考えることをヤメてしまったのではないか。

 熊本地震のようなケースが、もちろん首都圏でも起こりうる。
 首都直下型地震
 そのとき、はっきり予測できる事態は、以下のようなとだろう。

①まちがいなく被害は想像を遥かに超える
 専門家によれば、日本の建築基準には「一度の揺れに対する耐震の規定はあるが、それが連続して起こった場合など想定もしていない」という。
②わずかな救いとして、瓦屋根が少ないぶん家が(倒壊でなく)潰される被害は少ないかも知れない
③土砂崩れの規模も、阿蘇山ほどの膨大な土砂量をもつ斜面がないぶん小さくてすむかも知れない
 といっても、かわりに家屋の密集度がケタ違いだから、差し引き、気休めにもなるまい。

 熊本の場合、春さきの夕食どきをすぎた頃あい、という条件があったから火災のなかったことが救いだったが。
 間のわるい刻限の首都圏であったら、たちまち火の海のオソレもつよい。

 ライフラインの、ずたずた、いうまでもなく。
 ぼくは、《11.3.11》の経験から、物資の流通くらいはなんとか、明るい安心材料になってくれるかと期待していたが、これもやっぱりまだ、ダメだった。
 モノはあったのに、現地の〈基地(心臓)〉まではモノ(輸血液)が届いていたのに、そのさきの配送(血管)網が詰まってしまっていた。
 それこそ、(わるい冗談だが)「〇〇症候群」ではないか。

 これが首都直下型だったら、もっと酷い、目もあてられない惨状になるだろう。
 最低限の〈備え〉はもはや〈必然〉だろう。
 「確率が低くても備えるしかない」のが、このたび熊本地震の教訓のはずなのに……

◆それでも〈備えなし〉の無関心…無神経…

 あるテレビ番組が、首都圏の活断層地域を取材した映像を観た、けれど。
「えっ、この下に活断層ですか、ぜんぜん知らなかった」
「コワイですね…はぁ、えぇ…備えはしてませんでした…けど…」
 こんな反応ばっかり。
 
 政府の地震調査委員会がまとめた「全国地震動予測地図」(2014年版)。
 そこに示された「今後30年以内に震度6弱以上の地震が起きる確率」によれば、熊本市はわずか8%にすぎなかった、という。
 しかし、どれだけの熊本市民がこの数値を知っていたか…も疑わしい。

 むしろ……
「ここで地震があるなんて思ってもみなかった、水害の心配はしていたけれど…」
 市民の生の声としては、この方が正直であろう。

 また……だ、なんの根拠もなしに「ないと思っていた」という。
 それは、あの《11.3.11》の教訓で、すでに「✖(アウト)」とわかっていたことなのに、デアル。

 だからといって首都圏民に、熊本市民をわらえる資格もない。
 上記、予測地図の確率数値でいけば、横浜市78%、千葉市73%、東京新宿区46%……なのに。
 「どこが」じゃなくて「どこも」。
 「いつか」じゃなくて「いつも」なのだ、じつは。

 東京都では、『東京防災』(2015年秋)というマニュアルを作って都民に無料配布。
 これが評判がよくて(ぼくもイイと思った)、地方の知人・友人にもプレゼントしたいというので、書店でも(おどろくほどの安価で)販売されたりもした。
 しかし……

 あの本、どれだけの人が実際の〈参考〉にしたか、疑わしい。
 「これはいいや」と、パラパラ頁をめくって見ただけで、あとは、よくて書棚の隅っこか、どこかに置き忘れられているのではないか。

 ホント、いい加減にせえよ。
「大地震があったら、そんときゃ諦めるだけサ」
 なんて、カッコつけるんじゃない。

 そんなやつが、いざとなれば、まっさきに助けをもとめて騒ぎまわり、パニックをおこす。
 救援物資でもなんでも、われ先に、他人を押しのけても、余分にもらいたがる。
 そういう人であっても、救援する側は差別をつけるわけにはいかない、のダ。

 そんな天からの罵声(聞こえやしないのかも知れないが…)浴びるくらいなら、ついでに〈人助けになるかも〉くらいの備蓄を、しときかませんか。

◆放送メディアにもひとつ注文

 ついでに、連日のテレビ放送、とくにワイド系の番組づくりに、改善をもとめたい。

 トップで災害報道をするのは、いい。
 問題は、その後に、てんでんばらばらのバラエティ情報がつづくと、せっかくの災害報道が、番組が終わる頃にはどっかへ忘れ去られてしまっていることになる。
 「そんなもんですよ」なんて、言わないでほしい。

 たとえば、こんな番組構成にするだけでも、印象はまるで違ってくるんじゃないだろうか。
1.トップ(前段)…災害情報、前ぶれピックアップ。
2.その他、諸雑ネタ。
3.シメ(後段)…災害情報、詳報と解説。
4.ダメ押し…視聴者にむけて、なにか気のきいた注意喚起ネタ。そのためのキャラクター登用があってもいい。

 いかがか……
 いずれにしても、なんとかせんと、いかんぜよ!