どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

熊本大地震「指定避難所」ではたりない収容力/  「自動車内避難」の有効性に目を向けたいが…

-No.0943-
★2016年04月21日(木曜日)
★《3.11》フクシマから → 1869日
★ オリンピック東京まで → 1555日




 おもにカメラ報道を通じて知り得たことから、気づいたことを、〈すきま風ふう〉ながら……
 

◆国産自動車メーカーは災害対応を

 避難所がいっぱいで中に入れない。
 倒壊などが心配で自宅に居られない。

 おおきな理由は、以上の2つからだろう。
 自家用車の座席シートやバゲッジルームに避難、夜を明かす人が少なくない。

 もうひとつ、つけくわえれば……
 避難所の、仕切りもなくだだっ広い空間がいやで、ということも大いにあるだろう。
 そういう時代になっている。
 家族が、一部屋に枕を並べて眠った世代は、もはや年寄った少数にすぎない。
 ぼくなんかも、ガキの頃には自分の部屋などなかった戦後すぐ世代だが、それでもいま被災地慰問では、避難所の環境にはどうしてもなじめないものがあり、被災者への同情を禁じえなかった。

 なにしろ空間がうそ寒く、情け容赦も呵責もなく、それでいて、音とか臭いとか気配とかは、遠慮会釈もなくまとわりついてくるのだから。
 逃げだしたいのは子どもたち限らない、大人だってガマンするしかないのは病んだ人くらいだ。

 まだある。
 幼い子連れで、周りへの迷惑に気がねする人。
 ペット同伴のため避難所に入れない人。
 いっぽうで、若者の車ばなれが言われたりするけれども、なんのまだまだ、地方社会ほど車がなければ成り立たない。

 じつは、「自動車内避難」は災害時に有効な方法だ。
 なにより小まわりが利くし、自由度は高いし、ほかにも利点は多い。
 ただ、それにもいくつかの解決しておきたい課題はある。

 そこで、まず……
 必要なときにはフル・フラットにできる仕組みの座席シートを。
 オプションでいいから。
 国産車のメーカーには、ぜひとも実現してもらいたい。
 トラックとか商用車クラスのベンチシートなら、まぁ、なんとかいいわけだが、まさかそのために「乗用車なんか要らない」ってワケにもいかないじゃないですか。

 ぼくなども、被災地支援ではこれまでに幾度となく、また、ふだんのアウトドアっぽいツーリング場面でもしばしば、車中泊をするが。
 アタリマエではあるけれども、座り心地ほどには(ちょっとした仮眠であっても)寝心地はよくない、うっかりすると腰を痛める。
 座席シートの設計は、自動車メーカーにとって肝心かなめと聞いている、デキナイはずはない。
 このさい、お願いする。
 (いまは生産ラインの停止などでそれどころではない、だろうけれども…なにしろ日本の基幹産業ではないか、その実力発揮に大いに期待したい)

エコノミークラス症候群を避ける

 まず「エコノミークラス症候群」という、名称が嫌らしい。差別的だ。
 こんな無感性、なんとかしなけりゃいけない……のだが。

 とりあえず、それはさておくとして。
 車での寝泊りが無理というか、一般向きでないことは上記のとおり、すでに明らか。
 
 それを、災害時あるいは非常時にあえて、いうんですから、それなりの心得がなくちゃイケナイ。
 これ鉄則です。

 車中泊する人、全員に、少なくともリーダー1人くらいには。
 自然に身体を動かせるくふう、役わり分担とか、日課づくりとかの知恵がいる。

 そうです。
 日ごろのアウトドア体験、キャンプの経験があれば、なんでもないこと。
 要は、家も布団もないところで寝ることが、どういうことかわかっていればいい。
 テントだって、車だっておんなじ。
 合言葉は「車一台に一人のリーダー」。

 あと、アウトドア・ライフ経験ゆたかな方とか、余裕のある人には、周りへの声かけをお願いしたい。
 慣れない方、思うにまかせない人たちのために。
 〈放ったらかし〉が、いちばんよくない。

 「ナンとか症候群」がコワイのは、血の流れがワルくなってドロドロ、血栓ができやすくなり、結果、血管閉塞につながるからだ。
 血をさらさらにする水の補給が、たいせつ。
 とくにお年寄りは、トイレの面倒を避けて水を飲みたがらないことが多い。

 もうひとつ、身体の不自由な方には、マッサージがとてもいい。
 フット・レッグ・セラピストのぼくは、災害時、個人的にささやかな施術の経験がある。
 床に横になれた方が効果はより高いようだが、車のシートに座った状態でもかまわない。

 とくべつな技がなくてもいい、さすってあげる、相手が「気もちいい」と感じるところを重点的に、さすってあげる。
 これが「手あて」、誰にもできます。
 してあげてください。