どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

福島第一原発20km圏の瓦礫、片づけるのは誰/ 国か、福島県か…なんて言ってる場合じゃないでしょ

-No.0939-
★2016年04月17日日曜日
★《3.11》フクシマから → 1865日
★ オリンピック東京まで → 1559日






請戸漁港を背に帰宅困難地域の瓦礫


◆海中に沈んだ災害瓦礫を撤去する

 ……のは、あたりまえ。
 沿岸漁業を復興するのであれば、とうぜんのことだ。

 「なんだ、まだ、やらないでいたのか」
 いや……やってはいた。
 福島県は2011年からこれまでに、計3万7千トンほどの海中瓦礫を撤去してきたという。

 のこされたのが、爆発原発20km圏内の”海”。
 そこの瓦礫を撤去するのは、国(環境省)か福島県か、「どっちの責任か」で調整がつかない。
 ようするに、どっちも金をつかいたくないし、苦労もしたくない、というわけだが。

 ちょっと待て。
 原発の爆発があって、しばらくは立ち入りが制限されていた20km圏内が手つかずにのこったのは、ハッキリ国および東電の責任である。
 汚染処理は、東電にかわって国が責任をもつことになったのだから、がたがたいわずに国がやる。

 そもそも、原発20km圏を中心とした避難地域の除染廃棄物処理は国の直轄事業と決まっている。
 2012年に施行された「放射性物質汚染対処特別措置法」というやつだ。
 ところが環境省のケチな役人根性は、「直轄地域は陸上に限られる」と屁理屈をこねる。
 
 バカをいいなさんな。
 地図に〇〇圏と示すとき、その円周内に入るものは陸だろうが海だろうが、すべてひっくるめられる。
 放射能の影響のおよぶ範囲に、陸も海もないこと、いうまでもない。
 後になって、都合がわるくなって「陸だけに限る」と強弁するくらいなら、はじめっら法律にそう明記しとくべきだろう。

 まぁ……ね。
 そういわれても、やりたくないワケ、海中瓦礫に予想される放射能汚染と、それから派生するゴタゴタに関わりたくないのだ。
 回収した瓦礫をどこに保管し、どう処理するかで、もめることになるはマチガイない。
 回収した瓦礫を陸に揚げるところも、最寄りの請戸漁港や富岡漁港はまだ復旧途上で使えないから、離れた南相馬とか、いわきの漁港に揚げなければならない。

 つまり……
 誰も、海のこと、魚のこと、漁のこと、漁業者のことなんか、コレっぽっちも考えちゃいない、ってこと。
 原発20km圏の海、そこではいまも、漁の全面自粛がつづく。
 漁業者たち(県漁連)は、その自粛範囲を10km圏に縮小したい考えでいる。ということは、
 操業を再開したいわけで、それには海中の”環境”浄化がいそがれる。

 こういう困難な状況のときにこそ、民の安心・安全を守るのが仕事の政治は、安倍総理は、惜しまずリーダーシップを発揮すべきなのだが。
 富裕層にのみ目くばりのゆきとどく、この総理には、庶民の立場を理解しようとするアタマが、どうも天から欠けているものですから……