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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

パラリンピックがオリンピックに統合されるとき/ それは人類史上最大のサプライズ

オリンピック・スポーツ

-No.0935-
★2016年04月13日(水曜日)
★《3.11》フクシマから → 1861日
★ オリンピック東京まで → 1563日




◆パラレル(併行)である必要はないんじゃないか

 ぼくは、オリンピック&パラリンピック競技大会の〈膨張〉に心を痛めている。
 (このまま膨張をつづけると、元も子もない、開催そのものが難しいことになるのではないか)
 規模でも費用でも、すでに〈無理〉は目に見えすぎている。

 しかも、健常者のオリンピックと、そのあと身障者のパラリンピックと。
 事情はどうあれ、二重開催には違いなく、費用などの負担も倍増。
 だいいち、人の緊張(感動)の持続にもかぎりがある。

 そもそも、パラリンピックはオリンピックに従属するものでもない。
 ……ならば〈同時開催〉、あるいは〈統合実施〉できないものか。
 実際には「それはムズカシイ」競技もあるだろうから、「できるところから始めよう」ではないか。
 
 ぼくは、ずっと、そう考えていた。
 パラのアスリートのなかにはすでに、競技レベルで健常者とかわらない選手がある。
 ……ならば、〈差別〉はないほうがいい、どちらにとっても。
 スポーツ競技だって、ヨロコビだって、ひとつの方がいいにきまってる。
 その最高の舞台がオリンピックであれば、なおさらじゃないか。

 パラリンピックの「パラ(パラレル)」は「併行」、もともとの考えに〈遠慮〉があったわけだが。
 それはもう、ヤメたほうがいい。

 (ナニか、きっかけがほしい)と思っていたら。
「およそ50年後には義足の選手が陸上100mの覇者になる」
 という研究者の試算が公表された(3月15日記事、国立研究開発法人「産業技術総合研究所」による)。

 記事によると。
 パラリンピック男子100m。義足選手の優勝記録は、1984年の13秒12から、2012年には10秒90に。
 28年間で2秒22もはやくなっており。
 いっぽうオリンピックの男子100mでは、同じ28年間に0秒36(9秒99から9秒63に)しか短縮されていない。
 もちろん記録だけがすべてではない…けれども。

 スポーツ用義足の進歩と、選手の技術向上が加速しているのはまちがいない。
 同研究所によれば「2020年東京オリンピックで義足選手の出場が課題になる可能性は多いにある」という。
 日本の義足メーカーが共同開発した国産初の〈義足スパイク〉が話題になったのは、今年になってまもない1月のこと。
 それはもちろん、リオでの採用を狙ったものだった、TOKYOはさらにその先4年後のことだ。

 2012年ロンドン・オリンピックでは、義足のランナーが陸上400mに出場している。
 走り幅跳びでは、障害者の世界選手権で8m40の記録があり。
 これはロンドン大会の金メダル記録8m31を凌ぐ。

 〈統合開催〉できるとすれば、まず陸上のいくつかの競技からだろう…けれど。
 その気運、これからはもっともっと、高めていかなければならない。
 2020TOKYO大会では、〈統合開催〉の記念碑的な試みがなされることを期待したい。
 やろうともしないで無理というような、そんなゴチゴチ石頭の輩さえなければ、できるはずダ。

 あと、のこる課題は、アスリートたちの意識。
 これほどまでに競技環境は、ある意味では成熟し、ある意味では限界にきている、というのに。
 あいもかわらず、アスリートたちには社会的なメクラ、わがまま三昧が多すぎる。
 オレもオリンピックに、ワタシもでたい、もっと種目をふやしてくれ、と。

 それは、ざんねんながらパラリンピックの側も、事情はおなじで。
 バカいっちゃいけませんよ、ホントに。
 〈チャンスは平等でありたい〉けれど、さりとて〈ナニからナニまで〉はありえない。
 それだけは、しっかり、肝に銘じといてくれなきゃ、賛同なんかデキません……