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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

関電原発〝運転差し止め〟の報せを北陸で聞く/  裁判が少しは〝国民寄り〟になった日

-No.0922-
★2016年03月31日(木日)
★《3.11》フクシマから → 1848日
★ オリンピック東京まで → 1576日




◆3月10日(木)北日本新聞

 その一報を知ったのは福井県、越前三国、日本海を目の前にする宿のテレビで……
 そうして、詳報は富山市の宿で買った新聞で読んだ。

 ご存知のとおり、関西電力高浜原発3・4号機(福井県高浜町にある)の運転が差し止められた。
 運転禁止の仮処分を申し立てたのは、高浜原発から70km圏内に琵琶湖がすっぽり含まれる、隣接県滋賀県の住民。
 この決定は直ちに効力をもち、(うち4号機はトラブルがあってすでに停止中のため)3号機の運転が停止された。

 差し止め決定の要点。
 ①発電の効率性と、甚大な災禍とを、引き換えにはできない。
  使用済み核燃料プール、冷却設備の耐震強度は、新規制基準を充たすだけでは足りない。
 ②福島の原発事故をふまえた、過酷事故対策、耐震基準の策定、津波対策、避難計画に、疑問がのこる。
  福島原発事故の徹底した原因究明がなされないまま、新規制基準をつくった規制委の姿勢にも不安がある。
 ③住民に対する、人格権侵害の惧れが高いにもかかわらず、関電は、安全性確保と、その説明責任を尽していない。
  原発周辺の活断層の調査も徹底されておらず、関電が設定した基準地震動が妥当とはいえない。
  津波対策も不十分、避難計画にも意をはらうべきだ。
 
 ……としたうえで、最終的には、国の(新規制基準が政府のいう「世界最高水準」といえるのかどうかも含め)無責任を指摘。
 ④事故時の避難計画の策定は、自治体ごとではなく、国が主導して、行うべきだ。
 ……としている。

 この差し止め決定については、新聞はじめ各方面から「画期的」との評価があり、ぼくも同感。
 だが、もっと本質的にボクの実感するところを、付けくわえておきたい。

 それは……
 裁判所から〈お上〉意識がうすれたことだ。
 これまで、おなじ〈お上〉の側、国のすることには口をはさまない態度できたことに、反省というか、少しではあるけれど変化が見られた。
 どちらかといえば〈お上〉の番人に近かった立場が、ちょっとは民の身方に寄り添ってくれた感がある。

 だって、よ~く考えてみれば、そうでしょう。
 国があって民があるのでは、けっしてない。
 民があってはじめて国がある、からです。

 裁判所には、まだ、〈ふくみ〉をのこした表現が気になる、こともありますけどね。
 まぁ、ぼちぼち、かわっていってほしいと思っています。