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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

〝ビッグ5〟を追いかけるエコ・ツーリズム/  「サファリ・ツアー」に想うこと

気象・環境・自然・動植物

-No.0920-
★2016年03月29日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1846日
★ オリンピック東京まで → 1578日










◆エコ・ツーリズムとは…

 いうまでもない。
 自然環境のほか、文化や歴史などを観光の対象としながら、その〈持続可能性〉を最大限に考慮し追求するツーリズムである。
 ただし、この定義もまた、それぞれの国や民族によって解釈や事情がおおきく異なること、いうまでもない。

 中部から南部の東アフリカでは、いま、エコ・ツーリズムとしての「サファリ・ツアー」が人気だという。
 しかし……

 そもそも「サファリ」というのが、スワヒリ語源の「狩猟および探検の旅行」。
 エコ・ツーリズムとは対極、〈持続可能性〉どころか〈絶滅危惧性〉にあふれていた。
 世界の王侯や富豪たちが、サファリの戦利品で自慢の大邸宅を飾ったのダ。  

 そうした過去の、反省の上に立ってのエコ・ツーリズム流行り、ということであろう。
 けれども……

 「サファリ・ツアー」の人気をささえているものは、狩猟時代から変わらない。
 ”ビッグ5”と呼ばれる大型動物たち。
 ゾウ、ライオン、ヒョウ、アフリカスイギュウ、サイ。
 そう……

 かつて狩猟の対象として、もっとも危険な相手とされた5種類。
 その生態を大自然のなかで観察するにしても、やはり〈大物ねらい〉なのダ。
 
 この〈大物ねらい〉の習性というか性癖って、いったいナニ、ドコからよってきたるか。
 狩猟民族に特有ともかぎらず、たてえば農耕・採集の民にも厳然として〈大物ねらい〉はある。
 省みるとボクなんかにも、かなり色濃くそれがあり、お恥ずかしいくらいダ。

 ナゼッて、〈いちばん〉狙いの根底にあるのは〈差別化〉の意識にほかならないと思うから、デス。
 ならば、いっそヤメチマエばいいものを、それは助平根性でやっぱりサミシイから、デス。

 ……………

 ともあれ。
 ビッグ5の朝な夕なの生態、アフリカ大陸の大自然にもとめる人たちの姿を見つめながら、ボクには、まったく別な想いがわいていました。

 それは、ニオイ。
 野生動物、それも大型ゆえに強烈なニオイというものが、この広すぎるほどの大地では気にもなるまい、いやむしろ懐かしいくらいなのでなないか…ということ。

 じつをいうと、ぼくは、そのニオイが嫌で、動物園が好きになれない。
 日本でいえば上野動物園のような、一流クラスの動物園でも、ニオイには悩まされなければならない。
 野生動物を、自然から切り離して囲うことの無理、無体を思わざるをえない。

 そうデス……
 「サファリ・ツアー」のようなエコ・ツーリズムを、世界中の子どもたちが体験できるようになれば、「動物園なんかいらない」んです。