どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

観音崎…明け方の空の色、陽ざしには春の気配/  でも…水の色に春が匂うようになるのは先のこと

-No.0905-
★2016年03月14日(月曜日)
★《3.11》フクシマから → 1831日
★ オリンピック東京まで → 1593日








 ぼくは、2月初旬の北海道南に春さきがけの陽ざしを感じて、帰京した。
 その後、中旬の三浦半島観音崎の海に旅の疲れを癒しに。
 こんどばかりは、散歩もそこそこに、入浴ぼ~っと三昧にすごした。

 おかげで、いつもより夜から朝へのうつろいに敏感になれた。
 「かわたれどき」を、浦賀水道の向こう、房総の景物に教えられた。
 澄明な空気のプレゼントを天からさずかって…。

 最初に、波を目覚めさせたのはウミウ、いつものとおり。
 沿岸の工業地帯、不夜城の灯りが、色をはなれて透けてくると、空はピンクがかった薄紫。
 そうして払暁、まもなく陽が水平線からぬきんでる速さに、息を呑む。

 海辺の風の、肌を刺す冷たさを我慢していると、一瞬、そのなかに混じる春の粒が宝石のよう。
 水の色も、ブルーに磨きがかかってくるけれど、水温はたぶん2ヶ月前の冬のもの。
 水底に棲む生きものたちの吐く息が、春の匂いをつたえてくるのは、まだしばらく先のこと…。