どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

北海道庁旧本庁舎にひさしい再会の挨拶/     開拓使たちの労苦を励ました「赤れんが」

-No.0889-
★2016年02月27日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 1815日
★ オリンピック東京まで → 1609日








◆雪氷像もレンガ造りには敵わない

 じつは、この日(2月9日)の朝。
 雪まつり会場にでかける前、いちばんに北海道庁旧本庁舎「赤れんが」を訪れた。

 この建物には大学時代、北海道開拓地踏査の下調べに道庁を訪れた折に出逢っており、こんどは再会の挨拶だった。
 現在の同庁建物がすぐに隣接してある。

 ぼくたちの泊まったホテルが「赤れんが庁舎」から通りひとつ隔てたところにあって。
 朝夕、部屋の窓からその佇まいに接することができたのは、ホテルはどこも満室のこのシーズンに、ラッキーなことだった。

 雪まつり会場の大通り公園に近いせいもあって、朝から訪れる人の姿がひきもきらない。
 …というより、雪氷像よりも訪れる人たちをよろこばせていた。

 どっしりとしたその重量感、それでいて、どこか愛嬌もある明るさ。
 明治21(1888)年にできたこの建物が、現在ある庁舎に引き継がれるまで80年間の道庁だった。
 ”ネオ・バロック様式”のアタマに”アメリカ風”とつくところが、その明るさのひみつだろうか。

 これから開拓地踏査に旅立つ若者には、心づよく頼りがいのある建物に印象されたものだった。
 いったいレンガ造りというのは、コンクリートジャングルにも、アスファルト街路にも映えるものだが、より一段と精彩をはなつのはやはり、大自然の濃い緑のなか。
 かつては、夏空に向かって手をさしのべるかの姿に、開拓の意気込みを追ったものだが。
 いま見る、雪のなかの風情もまたよい。
 雪像にまさり、時計台にもまさる。

 ぼくのサッポロは、赤れんが庁舎、北大植物園、サッポロビール園、この3つなのだった。