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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

ただいまボク長崎「角煮まんじゅう」にハマってます/《戦後70》長崎巡礼がもたらした絶妙の出逢い

生活・食べる・飲む周辺

-No.0850-
★2016年01月19日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1776日
★ オリンピック東京まで → 1648日









◆喉から腹までくすぐられた

 小さいけれど幸せな出逢い…というのがあります。
 人にもあります、モノにもあります。
 気分でいっとき…のこともありますね。
「なんで、あんなに夢中になっちゃたんだろ」
 あとで想うとオカシイようなこともあります。

 そうして、時の流れに耐えて生きのこっていくものも…。
 いっぱい流した笹船の、ひとつだけが、ひっかかりも転覆もせずに河口まで辿り着くように…。

 去年の寒中、長崎巡礼で出逢った「角煮まんじゅう」が、やっぱりそれでした。
 「ランタン・フェスティバル」中の、それにしても、かなりきつい冷え込みの夕暮れ、雨模様。
 街歩きに草臥れて帰ったホテルの傍、屋台掛けの小店から。
 なんとも旨そうな、喉から腹までくすぐられるような温かい匂いが、ふんわり鼻先にただよってきて。
 一も二もなく引き寄せられてしまった「角煮まんじゅう」との邂逅。

 舞台設定がよすぎたうえに。
 戦後70年、原爆投下から70年。
 自身にとっても齢70年を、張りつめて見据えた後、という状況もありました。
 人間、集中したときをすごすと、ドッと腹が空くもんですよね。

 ハフハフ…ことばにもならず。
 (これはイイ)と身に沁みてしまった。
 ほんとうに美味いものって、そんなんですよね。
 もう少しなんとか気のきいた表現はねぇのか。
 なぁんて言われたって、言葉にならない。

 岩崎本舗の品。
 ボクは「角煮まんじゅう」じたい初体験でしたから、喰べくらべもなにもなく。
 でもね、出逢いの妙ってそんなもん。

 あとで土地の人に尋ねても、「やっぱり一番だね」ってことでした。
 なんでもその始まりは、長崎名物「卓袱〔しっぽく〕料理」フルコース中の一品、東坡肉〔とんぽうろう〕を、もっと手軽に味わえるものに、ということだったんですってね。
 これを誕生させたのが、岩崎本舗の初代さんだったそうで。

 舌にとろける豚の角煮と、これをはさむ饅頭のホッと和みの柔らかさとが、絶妙にマッチング。
 (う~ん、やっぱり余計だな、こんな説明、いりません)
 
 ぼくら夫婦そろって、いいものに出逢うと、他人にも分けてあげたくなっちゃう。
 帰途につくとき、自分たちへの土産のほかに、友人の何人かにもプレゼント。
 もちろん評判上々でした。

 昨年の暮れに、また、宅配を頼みまして。
 こんどは、「四種食べくらべセット」なるもの。
 その中身、「長崎角煮まんじゅう」に「大とろ角煮まんじゅう」に「六日仕込角煮まんじゅう」に「白バーガー」が、それぞれ2つずつ。

 年末年始は、わが家でも年に一度、さまざまな食品が集まる時季で、なかなか出番がありませんでしたが。
 七草をすぎてようやく、餅のかわりに出番がめぐってきました。

 名物は「その土地土地の環境の持ち味」は事実で、土産に持ち帰っても「あのときとはチガウ」ことも多い。
 でも、「角煮まんじゅう」の場合は、そのハイ・ハードルを軽くクリアーしました。
 といっても、もちろん、はじめて出逢ったときの感動にはおよびませんでしたけれど…。

 なかでも、豚肉とは対極の牛肉(長崎和牛100%だそうです)で仕上げた「白バーガー」のジューシーな肉汁と角煮まじゅう生地との相性バッチリなのが、素敵でした。
 (ただし、このネーミングはさてどうですか、素直に「長崎バーガー」でよかった気がしますけど)

 つぎは…そうですねぇ。
 「肉まん」と「ぎょうざ」のできばえが、愉しみですネ。

*写真、(上)は「六日仕込角煮まんじゅう」、(下)が「白バーガー」*
【岩崎本舗】質の時代の自信作 長崎角煮まんじゅう