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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

要らないんじゃないか②…「フランケンフィッシュ」/遺伝子組み換えという、自然への叛逆行為

気象・環境・自然・動植物 生活・食べる・飲む周辺

-No.0847-
★2016年01月16日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 1773日
★ オリンピック東京まで → 1651日




◆”倍速”の早さで成長する魚

 ふつうの魚体の向こうに、ばかでかい図体のくせに存在感の薄い魚体が”背景”みたいにあった。
 手前の小さいのが天然の鮭、その奥のばかでかいやつが遺伝子組み換え鮭。
 どちらも年齢は同じで、遺伝子を組み換えた個体の成長は通常の2倍だと、写真説明にあった。

 なんとも気色のわるい、少なくともとても食指はうごかない”影”みたいな魚体。
 しかも、どうも、その”影”でナニか、金色で象徴されるモノが、ヒトの手から手へ、渡った気配がする、濃厚に。

 アメリカの食品医薬局(FDA)が、動物では初めて、遺伝子組み換えの鮭を〈食品〉として承認したという。
 承認した、ということは、「食べても安全」と認めたことになる。けれども…。
 その安全性に疑問や不安をいだいた市民たちからは「フランケンフィッシュ」、あるいは「ミュータント(突然変異)サーモン」と呼ばれ、警戒され。
 全米9000の小売店や飲食店からは販売拒否が表明されている、と。

 じつは、コレ。
 成長の早いキングサーモンの成長ホルモン遺伝子を、アトランティックサーモン(大西洋鮭)に組み込んだもの。
 だから少ない餌で短期間に育つ。効率的だ、と。
 開発したバイオベンチャ-企業は、「環境を破壊せずに安定した栄養源を提供できる、革命的な商品」といっているそうで。
 それは、天然の個体との接触を避けるため陸上のタンク内で飼育されていること、を指すらしい。

 しかし…。
 いずれ、ナニか(悪戯とか悪意とか)があって自然界に放たれることになるだろうことは、これまでにあった事例からもハッキリしているし。
 そもそもが、栄養源の安定供給という行為が、じつは利益至上主義の隠れ蓑にすぎず。
 人類を飢餓から救出するのに役だった、という話しなど聞いたためしがない。

 遺伝子組み換え技術は、すでに作物(大豆、ジャガイモ、トウモロコシなど)には使われてしまっており。
 アメリカをトップに、世界約30ヶ国で作付が進んでいる。
 
 日本国内では、食品表示に「遺伝子組み換えでない」などと表示があるとおり。
 由来を明示することが義務づけられており。
 国内で販売・流通させるためには、食品安全委員会内閣府)の審査に合格する必要がある、けれど…。

 これが”加工”されてしまうと、つまり粉々微塵になってしまえば、もうワカラナイ、つまりほとんど検査にかからない。
 だから、アメリカの食品医薬局(FDA)では、はじめから加工食品には表示を求めていないし。
 これが日本にもちこまれた場合の、「抜き取り」程度の貧弱でアマイ検査では、素通りされてしまうことになる。

 いま、思ったよりも重い課題になっているTPP(環太平洋連携協定)、アメリカのゴリ押し策に負けてゆずるようなことがあれば、”幽霊”に大手をふるって表通りを闊歩されてしまう。

 専門家によると「日本は遺伝子組み換え食品への関心が薄い」といわれるのが、気がかりだ。
 自然ではない、無理をかかえた、遺伝子組み換え個体には、多くの抗生物質がつかわれる、という。
 それは「病気なんです」ってことでしょ。

 病院のベッドが、そのまんま食卓に化けちまう気色のわるさもありますが。
 それよりなにより、ボクは”母なる自然(神といいかえてもいい)の営みを冒涜する行為”、その”胎内を傷つける所行”はヒトに許されない、と思う。

 突然変異が、生物の進化に甚大な貢献をしてきたことは確かだ、けれど。
 それは、自然にのみ許された神聖行為。
 それを横どりしたり、横槍をいれたり。
 裏切りは、イカンぜよ。

 (人為が許されるのは、交配・交雑まで、じゃないのか…)