-No.0845-
★2016年01月14日(木曜日)
★《3.11》フクシマから → 1771日
★ オリンピック東京まで → 1653日
◆それは西海岸から始まった
〇米軍基地が沖縄に過剰に集中していること、県民が移設に反対している実情をふまえ。
〇米政府にも、環境や人権に配慮し、法律にもとづいた措置をとるように要求。
〇移設の当事者である米政府にも責任があることを認める。
この、辺野古新基地建設に反対する決議を採択したのは、アメリカ西海岸のカリフォルニア州バ-クリー市議会。
伝えたのは、東京新聞。12月28日の朝刊だった。
この決議に動いたのは、バークリーやお隣りサンフランシスコを拠点に、教師や学生、主婦らで組織される平和団体「真の安全保障のための女性の会(WGS)」。
このWGSは、基地問題を訴える沖縄県の平和団体「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」とつよいつながりがあり。
なお、バークリーというところは、全米でも進歩的な土地柄として知られてもいる。
(決議採択を後押ししたバークリー市の「平和と正義の委員会」は、同じ決議をサンフランシスコ市にもはたらきかけている、という)
…としても。
そこまでで終われば、それだけのことだったわけだが。
チガっていた。
この辺野古反対の声は、大陸を横断して東海岸へも飛び火。
ボストンに隣接するマサチューセッツ州ケンブリッジ市議会でも、反対が決議されるにいたった、と。
この動きがさらに広がりを見せ、反対決議が集まるようになれば、米政府の政策決定者も動かされずにはいまい。
ニッポンの安倍政権サイドは、「辺野古反対運動はすでに峠を越えて収束にむかう」などと、マトはずれなヨミでいるらしいが、いずれ手痛いしっぺ返しにあうことになるだろう。
運動は息の長いものになるだろうけれど、〝オール沖縄〟地虫のけっしてめげない声は、飽きやすく醒めやすいエリート社会をむこうにまわして、したたかな根強さを見せつづけるに違いない。