どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

湾岸エリアがオモシロくなっていきそうな予感/  将来的にはオリンピックより夢が広がるかも…

-No.0844-
★2016年01月13日(水曜日)
★《3.11》フクシマから → 1770日
★ オリンピック東京まで → 1654日




◆「築地」が垢抜けて生まれかわる日

 ことし11月で閉鎖(江東区豊洲へ移転)後の築地市場
 その跡地が、どうなるか。

 …といっても、場外市場で買い物をする一般庶民には、海っぺりの印象は薄い。
 〈食べ幸ひと〉で、いっとき板場の経験もあるボクは、仕入れに、場内の仲卸を訪ねたりしていたわけだけれども。
 それでも、ふだん、格別に海を意識することはなかった。

 それが、隅田川の水上バスから見れば、なるほど〈築地〉、舟運の便利が呑みこめる。

 東京都がそこに、船着き場を整備することを決めた、という。
 「築地リバーフロントターミナル」(仮称)には、複数の船が同時に接岸できる規模の船着き場と、待合所を兼ねた大規模集客テラスの設置も構想にある。
 テラスは、ショッピング店舗ばかりでなくオープンカフェなどもある、散策やジョギングも楽しめるエリアづくりの予定とか。

 とうぜん、2020東京オリンピックパラリンピックの競技会場が集中する湾岸エリアへの交通手段、舟運拠点としても活用する腹づもり。
 隅田川を玄関口に、かつて(江戸時代)の「水の都」の賑わいをよみがえらせ、世界的にも魅力ある観光都市づくりを目指そう、というわけだ。

 市場機能は豊洲に移っても、場外市場はここにのこるし、銀座を近い。
 川をさかのぼれば、浅草や東京スカイツリーへのアクセスにもバラエティーが生まれる。
 (移転先にアレコレ課題をかかえる、豊洲新市場の将来のほうが心配になるくらい)

 昨年11月には、この隅田川を拠点に、水上タクシー会社が試験営業を始めたという話しがあったが。
 予約制であるうえに、料金も安くはないので、観光目的の好事家むきに思えた。
 また同じ昨年末には、隅田川・臨海部・羽田空港などを巡る5つのルートで調査運行がおこなわれ、モニター募集に15倍の応募数という人気だった、ともいうけれど。

 舟運には、陸上交通にはかなわないコストや時間の課題があることもたしか。
 ゆとりのプラスアルファというか、かわりの魅力づくりも必要だし、都民にも、日常交通に対する考え方を時間優先からアメニティー志向へと切り替えていくことがもとめられるだろう。

 ともあれ、東京はたしかに「水の都」、実感としていえる。

 ぼくも、水上バス巡りをしたり、隅田川ほかの川筋土手を歩いたり、これはおもに防災が目的の視察だったわけだが。
 いたるところに、官民とりまぜた防災船着き場があるのを目にしている。

 なんでも都の調べでは、都内の河川に既設の防災船着き場が61ヶ所あるとか。
 これを94ヶ所にふやし、オリンピック後には両国に小型船舶も利用しやすい船着き場を増設、さらにオリンピック選手村(中央区晴海)の跡地にも船着き場を造る計画という。
 これら船着き場間の連絡ルートはもちろん、ほかの陸上交通機関との連携をよくすることや、利用しやすい環境の整備もきめ細かくする必要がある。

 とまれ、かくまれ。
 これは、いいね。
 うっかりしたらオリンピックなんぞより、将来的には夢が広がる。

 国際政治学者の肩書をもつ都知事は、ひょっとすると、パリのセーヌ川河畔に想いをはせているのかも知れない。
 そういえば、しばらく前には、新橋から虎ノ門ヒルズへと通じる”新虎通り”を「サンジェルマンのようなオシャレな街にしたい」発言もあったが、あれはその後どうなったろう。

 マネるのは精神くらいまでにとどめておいて、独自の智慧を集めて、「地球が滅びるときまでのこるものを」くらいの情熱かたむけて実現させてほしいものだ。
 「築地」が垢抜けて生まれかわる日、明日へ向けて。
 どうかオリンピックの費用負担みたいに、なんか最後はあやふや…ふうに腰がフラフラしないでもらいたい。