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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

建築家隈研吾さんと大成建設のグループに決定/  めでたさも…新国立競技場建設計画、2つのポイント

-No.0840-
★2016年01月09日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 1766日
★ オリンピック東京まで → 1658日

プロ野球、広島の「まえけん前田健太投手のアメリカ・メジャーリーグドジャース」入りが決まった。ドジャースと日本との縁は、野茂・黒田からひきつがれるもの、贔屓筋といってもいいだろう。それにしても背番号は広島時代と同じエース・ナンバーの18、歴代最長の8年契約。買われたもんダ。このポスティング契約の結果、古巣の広島球団には上限の24万ドル(23億7千万円)が転がり込むという。凄いネ。「まえけん」には「負けないけん」でいってほしいが…それにしてもこの高額、格差社会にあえぐ若者にはどんな影響をおよぼすのだろう*




◆はっきり言って、どっちでもヨカッタ

 昨年暮れにバタバタと結論がでた、新国立競技場建設計画の帰趨。
 A案か、B案か、駒そろいました、さぁどっち。
 そう言っちゃなんだが、丁半博奕みたいなもの。

 980点満点での採点結果、わずか8点差も、差とは言えないほどの僅差。
 これも当然といえばトウゼン。
 中ではいくらか手足の自由が利く、といっても大枠には納まらなければならない、キュウクツには変わりがないのダ。

「どっちだっていいんだよ、ネ」
 その決着、選択を迫られたセンセイたちも、ちょっぴりは気の毒。

 まぁ結果、ボクとしては、自分の感性に近い隈さんの陣営に決まって、ヨカッタ。
 彼には、木造本建築の粋というか、きわみに通じた設計思想があると思う。

 日本建築の目指すところは。
 自然にさからうことなく、時間をかけてその懐にとけこむことにあるからで。
 隈さんの「環境に負ける建築」というのも、そのことだと思う。
 格子造りなどの工夫に、そのセンスを生かして、国産の木をたくさんつかってもらいたい。

 …そんなところで。
 あと、課題となるチェックポイントは2つ。

①2019年11月完成の工期は、大丈夫か。
 日本ならなんとかする。
 そう世界は見ているし。
 日本人ならなんとかするでしょう。
 技術立国の底力で、なんとかなる。
 少し遅れることはあるかも知れない、確率半々といったところかな。
 あとは、首都直下型とか南海・東南海トラフ連動型とかの、大地震がないことを祈るばかり…。

②工費の1500億円内は、大丈夫か。
 これは、かなりアブナイ、よほど監理がシッカリしないと。
 そもそも、前にも言ったけれど、A案1490億円、B案1497億円という見積もりじたいが、デキスギだ。
 懸命に下げる工夫をした結果か、基準内に納めるための秘策か、は知らないが。
 技術審査委員会の方々がいちばん懸念されたのも”工費削減”の項目で、これは両案ともに低い評価しか得られなかった。
 満点の15%以下、という数値が「もっと削減できるはず」と言っている。
 だいたい、実際の工事にかかれば見積り以外の要素があれこれ出てきて高くつく、のがふつうだし。
 資材や人件費の高騰は自明の理、「こんなチャンスはもうないだろう」から。
 それこそ、付きっきりでチェックするくらいでないと、”塵が積もって山”になる。
 ひいては《11.3.11》震災復興”どこへやら”の結果になりかねない。
 (ボク、とってもシンパイです)

 それと、もうひとつ、忘れてはならないことは。
 この「どっち」の競合に、やぶれたB案側の処遇。
 もともと旧計画では、A案側の大成建設がスタンドを、B案側の竹中工務店が屋根を受け持つことになっていた。
 「はいサヨナラってわけにはいかない」気もちはワカルし、それだけの実力はもったところだからナニかには関与することになるのだろう、けれど。
 「さぁ、どっち」の、そのウラに、談合やらモドキやらがあっちゃタマラナイ。
 政府官邸スジとか、日本スポーツ振興センター(JSC、事業主体)なんかも、このへんの事情にはすこぶる弱いようですから。
 (ボク、とてもとてもシンパイです)