どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「誤嚥」と「誤飲」に…進歩を退歩もある世を考える/誤嚥派の年寄りがワカラナイ親と子を叱りとばす

-No.0827-
★2015年12月27日日曜日
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★ オリンピック東京まで → 1671日





◆高齢者には「誤嚥」がいちばんコワいかも…

 ぼく、ムセる人なんです。
 喉の、気管とか食道とかが、ほかの人より太めなのではないか。
 飲むお酢はもとより、トコロテンなんかちょこっと啜っただけでも、烈しくムセて咳きこんでしまう。
 
 60をすぎて禁煙したけれど、それまでがヘビー・スモーカーだったから、喉から肺にかけてはかなり汚れ草臥れているでしょうね。
 喘息を発症してはいなけれども、漢方の咳止め(兼痰きり)薬を処方してもらって飲んでます。

 つい先ごろ義兄を亡くしましたが、死因は誤嚥性肺炎。
 病状が一気に悪化するのを看とって、(オレもこれでもってかれるのかも知れない)と思いました。
 狭窄性狭心症のほうにばかり気をとられていましたが…。
 食べたり飲んだりしたものが、誤って肺に入ってしまうほうが、ボクにはコワそう。

 いま病院食の世界では、誤嚥防止の調理法「嚥下食」が、高齢者むけにめざましく進歩しているんですってね。
 「ゼラチンを用いたゼリー食とか、ペースト食、ミキサー食」なんて聞かされると、いま現在は正直(そんなもん食いたかねぇ)心境ですが。

 むかしのマズくて味気ない病院食とは、別物といっていいほどなのをぼく自身も経験していますから、案外オイシくてクセになっちゃったりして。
 (ヤダねぇ、そんな自分の姿なんぞ、見たかぁねぇや)

◆幼児には「誤飲」のキケンがいっぱい

 夕食のテーブルで、晩酌の酒を嗜みながら、テレビのニュース画面を眺めていた。

 酒は、白瀧酒造の純米酒「魚沼」。ラベルに「飲み口さらり」と謳ってあるとおり、疲れた喉を潤してくれる、いい酒。
 それにしても、この蔵は「水のように、さらり」が大好き。

 新潟、湯沢の…より、「上善如水」の蔵といったほうがよかろう。
 ぼくは、この「上善如水」、発売当初に味わって「ほんとに水だ、酒じゃなかった」覚えがあり。
 その後は、お付き合いがなかった。

 酒というのはムズカシイ、純米酒「魚沼」はいい。

 話が酒に寄り道、ほろ酔ってゴメン。
 (酒にも誤飲はあるんダ、けれども…)
 この話しはまたのことにして、閑話休題

 画面に、パッケージから薬をとりだす指先の場面、が映し出され。いま…製薬界では。
 「子どもが誤って飲まないように、薬を取り出しにくくする工夫」をしているところだ、というのダ。
 (薬の話しに、反応しやすくなった自分がイヤらしい…が)
 ぼくは、また”行き過ぎ”お節介がはじまったな、と呆れてしまう。
 誤飲か。しかし…。

 そんなこと(薬を取り出しにくくなんか)したら、こんどは薬を飲まなきゃならない年寄りがコマルでしょうに。
 ユニバーサル・デザインもまだまだ中途半端だってときにさ。
 こういうのを、本末転倒というのではないか。

 そりゃ、子ども(とくに幼な児)は、なんでも口に入れたがる、イのいちばんの体験は喰うこと、そうやってワカロウとするのはトウゼン。
 …だけれどアブない、とくにいまの世のなか危険だらけだが、そんなこと子どもにワカラナイ。
 すべて経験して知らなければならない、とすれば、みんな育つ途中で死んじまう。

 子どもが口にするのは、薬ばかりじゃない、ティッシュとかビニールなんかも喰ったりする、灯油や除光液や漂白剤だって飲む、ボタン電池なんかも呑みこんじまう、土も喰う砂も舐める小石も呑む…。
 子どもの手の届くところにアブナッカシイものを置かない、ことは必要条件だろうけれど、十分条件にしようなんてのは至難、誰も生けてられなくなっちまう。

 アブナイものに手を出す子どもの映像に、カミさんのキツい声。
「やめなさい、って怒鳴るの」
 彼女にはベビー・シッターの経験がある。
「それでもダメなときは、張り倒しなさい、命はバシッと守るものなの」
 ときどき彼女には、こういうスキッとした一面があって、たのもしい。

 そうなのダ。
 ”ワカラナイ”のが子ども、子どもなのは年齢だけでもなくて、人間には”ワカラナイとき”もある。
 そういうときは、グジャグジャ言わずに(よくいる、なんでもコトをワケて説明し、リクツでわからせようとするオリコウさんな母親が…)、まず「やめなさい」とキツく警告する。それで、やめればヨシ。

 さもないときは、バシッと張り倒す。
 この子の命を守るのはわたし。
 わたしの言うことを、ききなさい。

 ぼくの友だちの奥さんで、親子3人でわが家に遊びにきたとき。
 はしゃいでブレーキがきかなくなった幼な子に、「やめなさい」とキツいひとこと。
 でも、やめられなかった、その子は、次に。
 バシッと電光のごとき彼女の平手打ちを喰らって、部屋の隅まですっ飛ばされた。
「わかったら、あやまりなさい」
「ご・め・ん・な・さ・い」
 みごとな母であった。

 これしか、ない。
 家庭内暴力の次元の話しでは、ない。