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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

わが家の年始の花、木瓜が紅さして咲いてしまった/なにやら、はぐらかされた気分の落ち着かない暖冬

-No.0826-
★2015年12月26日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 1752日
★ オリンピック東京まで → 1672日

 ここへきてやっと、冬型の気候になってきたようですが…。朝の、あの、しびれるような冷え込みはありません。
 人間、勝手な生きものですが…。やっぱり、どこかさびしいような気分デス。




◆春さきがけの花が…

 木瓜〔ぼけ〕の花が一輪、冬枯れのなかに紅を点〔さ〕して咲いた。
 木瓜は、わが家では、年が明けて初めに咲く花。梅より早く、春の魁〔さきが〕け。
 ぼくが山靴を履き始めた頃、甲州の山家からもらわれてきて以来、庭の隅にひっそりといる。

 小さいながら丈夫に、年に一度の出番をわきまえてきた。
 家を引っ越したときも、忘れ去られず、ついてきた。
 いまも、南向きの家の東側、緑道沿いの裏口脇、めだたないところにいる。

 いつも、振り返ればさほどのことはないのに、なぜか気忙しい年越しをして、さて、見るともなしにそちらに目をやると、ポッと咲いている。

 雪など散らついてくれると、さした紅がことに明るく映える。
 「土の中は萌える春です」
 ことば少なに、凛としている。

  木瓜 紅い 母さん いくつになったっけ

 これは母の生前、自作の句。
 そんな花でもあった。

 その木瓜が、まだ師走のさなかに、咲いてしまった。
 ほんとうなら、まだ、ひと月は先のはずが…。
 待ちわびたわけはない、春が遅いわけではない。
 春さきの、なごりの冷えこみと間違われるようなこともない。

 開花のきっかけに、思いあたるような節もなく。
 どうも、かげんが、思わしくありません、とでもいうように。
 もうしわけありません…風情の、そういえば、花の色に艶もなく。

 なんだか、はぐらかされたような、年の暮れ。