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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「啄木鳥(きつつき)」なのに「けら」と呼ぶフシギ/小鳥の巣箱をこしらえながら考えた

気象・環境・自然・動植物

-No.0811-
★2015年12月11日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 1737日
★ オリンピック東京まで → 1687日






◆巣箱型の小物入れ

 この夏の《11.3.11》被災地東北巡礼では、石巻市大槌町のあわせて3ヶ所で、「小鳥の巣箱づくり」ワークショップをした。
 おかげさまで好評をいただいたけれど、材料が少しばかり余った。
 もったいないし、ほかに転用もできなかったので、プレゼント品に仕上げてみた。

 ちょっと、くふうして…。
 大きさをひとまわり小さく、都会暮らしでは巣箱を架けるところもないので、巣箱”型”の小物入れ、焼杉づくりに仕立て直し。
 これだけでも、すっかり気分がかわって、夏の想い出にふけりながら没頭できた。

 手は没頭しながら、ぼくの頭の方は勝手にあちこち遊びまわる。
 巣箱型をつくりながら、けっして巣箱は利用しない鳥のことが、しきりに想われてならない。

 そうだ、ぼくはキツツキが好きなのだった。
 そうして、ふと、こんなことを思う。
 石川啄木という人は、啄木鳥(きつつき)が羨ましかったのではないだろうか。あの無心なうちこみ方が…。

 そうして、また、ふと、こうも思う。
 キツツキ科という分類があるのに、現実にいるのはなぜかクマゲラだったり、アカゲラだったりするのはなぜだ。

 昼の休憩のときに、『動物名の由来』(中村浩著、東書選書)をひもといた。

 著書で、中村先生はまずキッパリとおっしゃる。
 木を突つくのでキツツキ、というのは俗説だと。

 ならば真相やいかに、といえば。
 キツツキの古名は「てらつつき」で、「てら」は「取(とら)」の意。
 つまり、「突ついて虫を取る」のがキツツキだと。
 「てらつつき」が「けらつつき」に転じ、さらに略されて「けら」になったと。

 まぁ、いずれ結果は、「つついて」「とる」のだけれど…。
 先生によれば、「けらつつき」→「けつつき」→「きつつき」→「木突つき」であるという。

 キツツキの仲間たちの名は、だから、「けら」の頭に説明が冠されてなりたっている。
 コゲラアカゲラアオゲラクマゲラ…。

 なるほど。
 これが「アカケラツツキ」や「クマキツツキ」じゃややこしくて、舌を噛みそうではあるなぁ。