どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

紀里谷和明監督の娯楽時代劇『GOEMON』/  どっぷりバーチャルリアリティーの世界

-No.0809-
★2015年12月09日(水曜日)
★《3.11》フクシマから → 1735日
★ オリンピック東京まで → 1689日




◆これが”紀里谷ワールド”なんダ

 『GOEMON』(09年)をケーブルテレビの録画で観た。
 紀里谷和明という人は、いま注目の監督なんだそうである。
 どんな映像世界か、興味があった。

 この映画のテーマは…愛するもののために。
 物語は、織豊時代の忍者で大泥棒、庶民のヒーローでもあった石川五右衛門である。
 ただしGOEMONと題されているとおり、歴史とか時代背景、舞台設定にはとらわれない、監督に言わせれば「ゼロからのオリジナルストーリー」、衣装も自由な発想にまかされている。

 ストーリー展開は…いうまでもないでしょう。
 支配者が織田(信長)から豊臣(秀吉)へと移り変わる動乱の世を、ヒーロー五右衛門が縦横無尽に斬り抜ける、これは痛快時代劇、これが”紀里谷ワールド”なのダ。

 コンピューター・グラフィックス(CG)が駆使されたアクションシーンの切れ味や、スター・ウォーズばりの超スピーディー空中飛翔術などには、時代の尖端をゆく才能が感じられる。
 ただ、それはボクにとって、誰かさん(子どもや若者たち)が夢中になっているのを脇から覗くだけの人にとっては、バーチャル・リアリティーそのもの。

 そこがウケたのか、それとも、だから(ゲームで充分)興行成績いまいちだったのか。
 ともあれ、ぼくの期待するところでは、ざんねんながらなかった。
 ただ、「やりたかったんだよネ、いっぺん、こういうの」なら、よくワカル。

 それこそが、映像に魔力だもの。
 ぼくは、紀里谷さんの次の作品に期待します。