読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

新国立競技場と2020TOKYOエンブレム/  ドッチラケの人気回復なるか…けわしい道のり

-No.0804-
★2015年12月04日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 1730日
★ オリンピック東京まで → 1694日




◆どうかニッポン人の”民族疲労”が露呈しませんように

 すっかり解体がすんで更地になった国立競技場の跡地の現状が、報道陣に公開された。
 (どういう意図があってのことか…まず、それがわからないが)
 そこはクローバー(の一種)の緑で覆われており、「あっ」と「おっ」という嘆息を誘われる空間になっていた。
 (もちろん金をかけて種を蒔いたのだ、自然の植生なら、とてもここまでは整わない)
 
 それにしても…。
 先々のシカとした計画もなしに、とにかくぶっ壊しちまえ、というやり方は、てんで建設的じゃない。
 買って、それよりも高く売り払って利ザヤを稼ぐ、不動産屋の発想ダ。
 (日本スポーツ振興センター(JSC)ってのは、その程度の組織だった…)

 もっとも、この緑、仮の姿にすぎない。

 新国立競技場の、盛り上がらない二番煎じの”とりなおしの一番”、出直しコンペの公募が9月中旬に締め切られ。
 11月下旬には、工事全般の提案受付も終了、年末までに事業者を選定する段取りになっている。

 …といっても、この出直しコンペそのものが、門戸が狭い。
 プロポーザル方式とやらいうらしい、デザイン・設計・施工を一体にしたグループでの応募にかぎられ、結局、2つのグループにしかチャンスがなかった。

 どっちにしても、日本有数のゼネコンが提案するのだから、レベルの高いものにはなるだろう。
 でもねぇ、ほんとにイイものになるかどうかは、ワカラナイ。
 あれほどいわれた”オリンピック開催の理念”が、しっかりしたものになってはいないし…。
 したがって、どこまで民意にかなったものになるかも、五里霧中。
 
 それに、ゼネコンといえども企業体であるかぎりは、利益優先さけられまい。
 自社の得意な方向へ、くらいならまだいいとして、都合よくやりたいことばかり、にならないともかぎらない。

 だから、選定する側の見識にかかってくるわけだ、けれど…。
 そこが、なんとも不安で頼りないのだ、ざんねんながら。
 ぼくがいうニッポン人の”民族疲労”ってやつが、どうか証明されることのないように、祈るばかりダ。

◆もう一度いう…「オリンピック競技場を木造りで!」

 …という記事を寄せたのは、あれは2014年02月13日(木)-No.0145-のことだった。
http://blog.hatena.ne.jp/sashimi-fish1/draft-scat.hatenablog.com/edit?entry=12921228815718256455

 その、ぼくの気もちに、かわりはないけれど…。
 なんやかや、いや~なモメごとばっかりで、どっかへいっちまってた。
 木造提案に立ちあがった林業・木材関係団体も、ダメだこりゃ、匙を投げてしまったか、と…。

 けれども、8月末であったか全日本建築士連合会から。
 「新国立の屋根部分を木造建築に」という提言があったという。

 8万人の観客収容を想定した規模で、必要な材積量は1万立米(立方メートル)。 
 「集成材」を全国の工場で加工(プレカット)しておいて、建設現場にもちこんで組み立てる。
 試算による建設費は150億円で、白紙撤回された計画に見込まれていた950億円とでは、比較にもならない。
 ついでに、鋼材にくらべて重さが半分程度になるため、屋根を支える基礎・構造の費用削減にもつながる。

 もちこんだ相手は、遠藤五輪相。
 この方、まだよくわからないけれども、予定調和で難なく無事に…というタイプのように見うけられる。
 「いっちょサプライズ」くらいの気概がほしいところだ。

◆エンブレムデザインの出直し公募もはじまった

 11月24日の応募受付スタートにあたっては、委員会の方々みな柔らかな笑顔で、出航の銅鑼なんか鳴らされちゃったりして。
 さっそくに、かなりな数の応募があったとか。
 チャンスが開かれた、というので、ここはおおいに意気ごんで、アイディアを練っていた向きが少なくなかったらしい。

 締め切りは12月7日。
 その後、年明けから審査にかかり、開かれたカタチでの途中経過報告などを経て、決まることになるという。

 それはいいんだ、けれども。
 なんか、このうごき見ていると「幼稚園のお絵かき会みたいな」印象をぬぐえない。
 ほんとに、ダイジョウブなんだろうか。
 日本人の”民族疲労”が露呈することにならないか…シンパイになっちゃう。

 先に夢も希望もある、いい正月を迎えたい。